2026年9月10日木曜日

折りたたみiPhone Duoはアホかと思うも実は希望がある

折りたたみ可能iPhone Duoが発表された。以下の数値をみればアホかと誰でも思う。
 
iPhone Duo 画面7.6インチ、重量254グラム、価格364800円(256GB)
iPad mini cellularモデル 画面 8.3インチ、重量297グラム、価格141800円(256GB)
 
大きい画面が必要ならiPad mini cellularモデルを持ち歩けばよい。 私はそうしている。
 
しかし、このアホかiPhone Duoにも希望はある。iPhone miniへの期待だ。iPhone 13 miniを最後に小型iPhoneはなくなってしまった。 折りたたみディスプレイがもっと軽く小さくなったらiPhone 13 miniと同じ大きさ&重さのiPhoneが実現できるかもしれない。折りたたみiPhoneの唯一の希望がそれだ。

2026年9月9日水曜日

日本の将来の推定精度がまた少し上がった

手がかりがひとつ届くたびに推定の精度があがっていくのは、カルマンフィルターやベイズ推定の根底にある考え方だ。
 
ベッセント長官が「日銀や当局が今後どう動くかをかなり正確に把握している」と発言した。自分は胴元だと啖呵を切った。日銀は次の会合で予定より3ヶ月早く利上げするかもしれないが、その後の利上げはずるずる引き延ばすだろう。利上げが最終的に辿り着くターミナルレートは1.5%から変えない。これは、日銀がこれが正解と思っているからではなく、迅速な利上げが正解だと思っていてもできないからだ。日銀に限らず、政府も正解の政策を知っているが実行はできない。 前に述べたようにこれが日本という国の特徴だ。以前決めたことが間違っていたと全員が思っても、事態が破綻するまでは昔決めたことは変えない。
 
ベッセント長官が啖呵を切らなければならないほど苛立っていたこと、そして日銀が啖呵に動じそうもないということから、日本は現路線を貫き通すだろうと思える。日本の実質金利が低い状態はずっと続くことが想定される。
 
低い実質金利がこの先10年20年と続くとどのような社会になるか。利益を出している一部の企業を除いて、労働者の賃金は上がらない。実質賃金は低下を続ける。途中でポピュリズム政党が一時的に政権を取るかもしれないが、ポピュリズム政党は自民党の行っていたばら撒きを強化するだけで構造改革はしない。さらに事態は悪化する。 誰が政治をやってもダメ、国民に革命を起こす気概はない、そもそも何かを改善する気が国民にはない。日本はだらだら衰退するだけで、ドラスティックな変化は何も起きない。いかにも日本らしい未来だ。
 
こうなると将来どんなにインフレが進んでもインフレ率は6%止まりとなる。名目金利はそれより1〜2ポイント小さい値にとどまる。外国の物価は今後も上がるし円安も進むのに日本のインフレ率が6%止まりなのを不思議に思う人がいるだろう。簡単に解説しよう。輸入物価が上がった分は品物の価格に転嫁される。しかし企業はそれ以上の値上げはしない。値上げをしないために、労働者の賃金を上げないで企業は頑張る。賃金を上げないと優秀な人は逃げ出してしまうが、99%の労働者は逃げ出さない。だから企業は値上げをせずにねばることができる。介護や運輸や建設などの人手不足業界はどうしようもない。賃金を今の2倍にしても人手不足は解消しないからだ。もちろん賃金を2倍に上げるなんてできる訳もない。あの業界は実質的に見捨てられる。労働者の賃金を削り続けることでインフレ率を低く維持するのが未来の日本の姿だ。 これまでもそうだったが、それを意地でも続けるということだ。
 
低賃金でもなぜ多くの労働者は逃げ出さないか。 逃げ出せないのだ。日本は一度雇用したら簡単にクビを切れない。そのために人を採用するときは非常に慎重になる。よほど好条件の人でないと中途採用しない。労働者は次の会社に入れるかどうかの保証がないので、賃金が低くても今の会社にとどまることを選ぶ。米国のように簡単にクビを切れる社会だと、「よくわかんないけど採用しとくか。ダメだったらクビにすればいいし。」が通用するので、職に付くのが簡単なのだ。日本型より米国型の方が労働者には優しい面がある。

2026年9月8日火曜日

みずほ銀行がRHELの延命をSUSEの協力により1/10の費用で達成

個人や研究でlinuxを使っている人はサポートなんて不要だと一蹴するだろう。しかしみずほ銀行のような金融機関ではコンプライアンスに対する責任があるので、サポート切れのlinuxシステムを今動いているからって放っておく訳にはいかない。しかしベンダーはサポートに結構高いお金を要求する。そこでみずほ銀行がとった施策がこれだ。単に安いベンダーに乗り換えただけにも見える。これでよかったのかどうかは、今後インシデントが発生したときに明らかなるだろう。

私はlinuxを30年間使っていて、サポートが必要だったことは一度もない。私の周りにはlinuxユーザーが1000人単位でいるが、彼らがサポートを利用しているのを見たことはない。サポートなんていらないのじゃないかとずっと思っていたが、5年前に反例をひとつ見た。

我が社の事業所で工業用PCにいれたソフトウェアがときどき変な動作をする。つなげているハードウェアのせいなのか、自分らで作ったソフトウェアのせいなのか、はたまたOSのlinuxのせいなのか、不具合発生の頻度が低すぎて切り分けることすらできなかった。そこで契約していたlinuxのサポートに問題解決を頼んだ。そしたらなんとintelのCPUの既知のバグにひっかかっていたのが原因だったと判明した。バグを回避するパッチを入れて問題は解決した。このときばかりは高いサポート料に納得した。不具合はintelのせいであり、そのバグをひっかけるソフトウェアを作ったユーザーのせいなのだが、linuxのサポートスタッフはシステム全体を把握して問題を解決してしまったのだ。サポートスタッフの大活躍は日本のベンダーだからだったような気がしている。米国のベンダーだったら「我々の守備範囲外です」で終わっていたと思う。

商用でlinuxを使うのにサポートが必要なのは仕方ないと思わせる事例だった。

2026年9月5日土曜日

iPhoneは集中モードだと知らない人からの着信は鳴らないことを初めて知る

iPhoneはiPhone5から使っているから10年以上使っている。iPhoneが集中モードになっていると不明な発信者からの着信が鳴らないことを今日初めて知った。というかiPhoneで着信を受けたのが今日が初めてだった。iPhoneを10年以上使っているのにあり得ない話だが、理由は最後に述べる。

最初はiOS26あたりから導入された不明な発信者をスクリーニングする機能のせいかと思った。しかし設定を確認するとスクリーニングは「しない」を設定してある。そこでわからなくなってしまったが、claudeに聞くと集中モードをオンにしてないかと指摘された。まさに集中モードが理由だった。私は集中モードをまったく使わないのだが、デフォルトのままでもONになる条件があるようだ。ONになると連絡先に登録している人からの着信以外は鳴らない。
 
解決するために集中モードの設定を削除したが、ここに落とし穴があった。他のiPhoneやiPadやmacで集中モードをデバイス間共有に設定していると、ひとつでもapple製品の集中モードがONになると他のapple製品全てが強制的に集中モードONになってしまう。これを防ぐために全てのapple製品の集中モードデバイス間共有を無効にする必要があった。我が家は現役のmac/iPhone/iPadが合計18台あったので大変だった。それらに含まれない古いiPhoneやiPadやmacもうっかり電源を入れてしまい、たまたま集中モードがONになってしまうと悪さをしてしまう。結局、それらも無効にする必要がある。あまりに面倒なのでまだしていないが。
 
前から同じことを言い続けているが、便利な機能を導入するのはよいが、デフォルトはOFFにしてほしい。ユーザーが機能を使うことを決心してユーザーがそう設定しない限り、その機能をONにしないで欲しい。これはapple製品に限らず、全ての製品でそう希望する。
 
今日までiPhoneで電話の着信を受けたことがない(発信は数回ある)理由は、私はガラケー愛好者だからだ。20世紀からメインの携帯電話番号はずっとガラケーだ。今も4Gガラケーだ。今回初めてiPhoneで電話を受けたのはdocomoの契約についての連絡で、iPhoneに刺さっているSIMの番号にかかってきたからだ。事前に知らされた時刻にiPhoneの前で着信を待っていたのだが電話はかかってこない。忘れられているのかなと思って着信履歴を見たらかかってきていた。

2026年9月3日木曜日

Thunderbird で apple ID メールを読む

google workspace のメールを読むブラウザをgoogle chromeからFirefoxに変えた話を以前書いた。google chromeでもFirefoxでもメールを読むタブのメモリ使用量とCPU負荷が大きい。この問題はgoogle chrome時代から気になっていた。私はgoogle workspaceを4つ契約していて、それぞれのドメインにメールアドレスを持っている。メールのためだけに4つタブが開かれて、その4つでメモリとCPUパワーを消費してしまう。
 
この問題をなんとかしたいと思って、Thunderbirdでgoogle workspaceのメールを読むと良いのではないかと思いついた。google workspaceのメールはIMAP対応なのでThunderbirdの設定は簡単だった。メモリの使用量は2割減った。CPU負荷は変わらない。とりあえずメモリ使用量は目的を達成した。
 
google workspace以外で使っているメールアドレスはapple IDのメールだ。これはappleからの連絡を受信する用途以外は使ってないのだが、これもThunderbirdで読みたい。調べるとapple IDメールもIMAPに対応しているのでできるとのこと。ただし、Thunderbirdのアカウント設定で認証方式をOAuth2にしてはダメで、通常のパスワードにしなければならないところが特殊だった。そしてここに入れるパスワードはapple IDのパスワードではなく、apple account管理ページでThunderbird専用のアプリパスワードを生成して使う。ここも特殊だ。今回はうまく設定できたが半年後にはやり方を忘れているだろう。
 
これでThunderbirdでgoogle workspaceメールもapple IDメールも読めるようになった。私がThunderbirdをメインで使っていたのは2004年から2009年の間だ。2009年までは自宅にメールサーバーを建てて、メールは自宅サーバーから直接送受信していた。自宅のメールサーバーはIMAPを使っていたので、IMAPが簡単にハンドリングできるThunderbirdが活躍したのだった。2009年にgoogle apps(google workspaceの前身)を契約してからメールの送受信をgoogleのメールサーバーに委ねるようになった。そのときにメールリーダーはブラウザへ移行してThunderbirdは引退した。今回の件でThunderbirdは16年ぶりに復活したことになる。当時のThunderbirdのバージョン番号は一桁だったと思うが、今のThunderbirdはバージョン155.0だ。なんと三桁だ。

2026年9月2日水曜日

1Mbps出ない通信環境で月に221GB通信してしまう

光ファイバーもWiFi電波もない場所でずっと仕事をしている。iPhoneのテザリングで通信して、8月の通信量は221GBだった。モバイル通信自己最高記録だ。無制限のdocomo MAXなので料金の心配はしなくてよい。電波の状態が悪い場所で、1Mbpsすら出ないことが多い。8月上旬は40Mbps出ていた時期もあったのだが、8月下旬はよいときでも5Mbpsだった。1Mbpsで221GBを使うには221x1000x8=1768000秒通信しないといけない。1768000秒≒491時間≒20日だ。寝ているとき以外はずっと通信していたことになる。実際は寝ているときも通信は発生していたし、起きているときに無通信の時間もあった。

通信速度が遅いので、仕事はターミナルでおこなっている。もし電波の状態がよくて常に40Mbpsが出るような環境だったら、CLIのターミナルではなくGUIで仕事をしただろう。GUIなら通信量は1000GBを超えていたかもしれない。1000GBも使ったらdocomoは帯域制限をかけたりしないのだろうか。いや帯域制限も何も今でも1Mbps出ないのだから既に帯域制限がかかっているのと同じだ。この状態から帯域制限をかけるなら128kbpsに下げるしかない。ターミナルだと128kbpsでもさほど困らない。3GケータイやPHSでモバイルワークをしていたときは9.6kbpsや32kbpsでも十分仕事ができた。libretto20にredhat linuxを入れてXを起動せずにターミナルで仕事をしていた。PCMCIAスロットにPHSやケータイとのインタフェースカードをさして。

2026年9月1日火曜日

なぜ貧しいシンデレラが王子様から大事にされるか

人に何かをあげるとき、贅沢をする人にはあげたくないと思い、貧しい人にはあげたいと思う。これは多くの人にあてはまる基本ポリシーだ。なぜこうなるかについては合理的な理由がある。

いくつかの事例を思い浮かべてみよう。
  • 自分が大事にしていた何か、例えば腕時計や万年筆を誰かにあげたとしよう。何年か後、その品物が大切に使われていればうれしいと思うし、粗雑に扱われて壊れてしまっていたら悲しいと思う。 
  • アフリカの食べ物がない子供たちのために寄付したとしよう。そのお金で食べ物や医薬品が子供らに届けばうれしいし、途中でお金の大半が抜き取られて子供らには食べ物がほとんど届かなかったら悲しい。
  • 自分が払った税金が、上下水道の維持管理やゴミ焼却場の建設に使われたらうれしいし、仕事をしていない議員の海外視察の旅行費に使われたら悲しい。 
これらの事例から、何がうれしくて何が悲しいかがわかる。自分があげたものが有効活用されていたらうれしいし、無駄になっていたら悲しいのだ。となると、貧しいシンデレラによくしてあげたい理由がわかってくる。貧しい人の方が、自分があげたものが有効活用される可能性が高いと予想されるからだ。これはおおざっぱな傾向であり、お金持ちでもものを大切に使う人もいるし、貧しくてもものを粗雑に扱う人もいることは述べておく。
 
もっとも、シンデレラのお話の王子様は舞踏会でシンデレラの容姿に魅かれただけみたいなので、彼は大した人物ではなさそうだ。