家族の見舞いに病院へ行く機会が増えた。患者に老人が多いことと、私が行く病院は医師も看護師も献身的に働いていることがわかった。医師や看護師の献身的な努力は何も生み出さず、数十兆円の医療費の無駄遣いを生んでいるだけ。あんなに優秀でまじめな人たちの努力が社会のためにも生き物としての人類のためにもならず、彼らががんばればがんばるほど若い人や子供たちに負担を与えてしまう。彼らの足に鎖が繋がれていて、奴隷として働かせられているようにも思えた。あれならピラミッドの石を積んでいる方が若い人に迷惑をかけないだけマシだ。
昔は医師と看護師はそれなりに高給であったから、奴隷のような仕事をしているとしても納得感はあっただろう。今は健康保険制度に価格の上限を低く抑えられてしまい、もはや高給取りとは言えない。しかも老人の面倒をみても尊敬されることはなく、無駄なことをしていると軽蔑の対象となるのだからやりきれないだろう。
望ましい姿は、医師や看護師は基本ひまで、普段は勉強や練習をして過ごす。若い人や子供が担ぎ込まれてきたら、蓄積した知識と技術を生かして治療に励む。働くのはたまでも給与はそれなりに高給。というのがよい。しかし現実は逆だ。
こんなことを放置しておけば、子を産める人、将来子を産む人に十分な社会リソースが行きわたらない。人間は繁殖能力が衰えて絶滅してしまう。 残念なことだ。私は地球の生物史を勉強しているから生き物が絶滅するのは普通にあることだと理解している。だから人類が滅びに向かっていても、騒ぎたてはしない。絶滅はよくあることだ。でも、自分で進んで自分を絶滅させる生き物はなかなか珍しいと思う。いつか宇宙人がやってきてまだ人類の痕跡が残っていたら、興味深いと思って研究対象にするだろう。
その宇宙人たちの研究を予想してみよう。宇宙のたくさんの文明の痕跡を調べた結果、文明が滅ぶパターンは以下の3通りとわかった。
- 恒星の変化や天体の衝突
- 戦争
- わざわざ自滅にむかって努力した結果
3番めの自滅を彼らはこういう意味の言葉で呼ぶに違いない。「共産主義」あるいは「社会主義」。共産主義や社会主義は耳ざわりのよい言葉を最初は掲げて大衆の賛同を得る。そして最後は地獄となる。地球人もそれはわかっているはずなのだが。




