2026年10月9日金曜日

GLM-5.3 Flash を2018年製PCで動かす(6 tok/s)

発表時期からすると冤罪なのだがサイバー攻撃が流行っているため、攻撃力が高いGLM-5.3が話題になっている。手持ちのPCで動かないかと思って入れてみたら動いた。

PCはSYS-7048GR-TRで2017年に発売されたもの。今なら20万円で入手できる。DDR4メモリを最大1024GB積める。私のは256GB積んでいる。GPUはGV100x2で2018年に発売されたもの。今なら1枚20万円で入手できる。私のは2枚をNVlinkでつないで64GBのGPUメモリにしている。

拾ってきたのはGLM-5.3-Flash UD-Q4_K_XL (199.7 GB, 320B-A18B, MIT)。インストールは全てClaude Codeに頼んだ。生成処理は6 tok/sしか出ない。が、ローカルLLMとは思えないくらい高性能でびっくりした。これが手元で動くのはすごい。

2026年10月8日木曜日

居住面積36坪のRC造り住宅が建物だけで1億5千万円

136坪の正方形の土地が入手できた。ここに電気と水が止まっても暮らせるシェルター型の家を建てたい。太陽電池パネルや蓄電池や貯水タンクなどを備えたRC造りの住宅を設計したら、建物だけで1億5千万円となった。杭打ち費用も含んでいる。居住面積は120平米=36坪である。建物の坪単価417万円は通常のRC造りの3倍だ。災害後のメンテナンスのための気配りをした特殊仕様だからだ。建築には1年かかる。面白いから建ててみたいが、建ててしまうとつまらないかもしれない。旅行もそうだが、計画しているときがいちばん楽しい。

こんな特殊仕様の注文住宅は売却に苦労するのが一般的だ。将来売るつもりなら標準的な間取りの建売住宅の方が流動性がある。しかし災害+野盗対応のシェルター仕様は、意外と欲しがる人がいるかもしれない。私達が住み終えた後、土地も含めて10億円で買いたい人が現れる気がする。命が惜しい人はたくさんいるからだ。

2026年10月6日火曜日

ASI という言葉が発明されて説明が楽になった

  • AGI(汎用人工知能 / Artificial General Intelligence)人間と同じように、さまざまな分野の知識を自ら学び、未解決や未知の課題を柔軟に解決できる存在
  • ASI(人工超知能 / Artificial Superintelligence)AGIがさらに進歩し、質・量・速度のすべてにおいて人間の知能を完全に超越した存在
ASIという言葉ができて、AGIの定義問題が少し前進した。これまではAGIの定義は研究者ごとに違っていた。アンケートによるとAIの研究者の7割は今の生成AIが発展してもAGIにはならないと考えている。

これまでの事例を暗記してそれを適切に選んで(内挿や外挿も含む)実行するようなAIはAGIではない。これはとりようによっては差別的な定義だった。これまでの事例を暗記してそれを適切に選ぶ仕事は多い。弁護士などの士業はすべてそうだ。弁護士なんて人間のする仕事じゃないねと言っているのと同じである。ニューヨーク大学名誉教授のゲイリーマーカス氏はこの状況を穏やかに表現している。「AGIで言う人間が誰を指すかによって話は変わる」と。

今のレベルのAIでも替われる人間の仕事(弁護士とか)はたくさんある。ビッグテックやハイパースケーラーがAGIと呼び始めたAIはそんな低いレベルのAIだ。AGIとしては間違った言い方だが、ビッグテックが言っているから間違った言い方の方が定着するだろう。今年からAGIのレベルが一段下がってしまったことになる。それをカバーするために、もともとのAGIとその上を表す言葉としてASIができたと考えると整合する。

ASIという言葉ができたおかげで、研究者の7割が想定していたAGIはASIと言い換えることで齟齬なくイメージを伝達できる。

そのASIでさえも宅配便の配達は簡単ではない。宅配便を配る人の給料は弁護士よりも高くあるべきだというのが私の主張である。ASIがロボットを動かし工場を作り、そこで宅配便配達ロボットを作ったらやっと配達できる。それでもマンションの周りに停める場所がないときにトラックをどこに止めてよいかわからないASIの姿が私には見える。遠くに停めて歩いていくか、駐車違反するしかないんだよと彼に教えてあげたい。配達時間指定のリミットまであと5分だって?それをなんとかできるのが人間さまってものだ。

2026年10月2日金曜日

お金があっても不幸な人たち

お金の力を十分に出し切るように使うのは難しい。とても頭を使う。それに耐える頭を持っていない人(日本人だと99%くらいが当てはまる)はうまくお金を使えない。お金を上手に使えばそのストレスからは逃げられるのにとか、もっと健康でいられるのにとかを傍から見ていて思うが、他人にそんなアドバイスをしても余計なお世話だと嫌われるだけなので黙っている。

生きるとは物事に優先順位をつけてどれを選ぶかの決断が連続する状態を言う。そして物事の優先順位を正しくつけることは難しい。論語の中では「七十にして心の欲する所に従えども、矩(のり)を踰(こ)えず」と言う。つまり70歳まで考え続けないと正しい優先順位はつけられない。現代は社会が複雑化しているので70歳では十分ではなく80歳まで考えることが必要だろう。日本人は30歳くらいで考えることを停止してしまうので、いくら年をとっても正しい優先順位はつけられない。お金よりも大切なことがわからず、お金をうまく使えない。だったらお金に執着しなければまだ救いがあるのだが、お金に執着しているので見苦しい。どうせうまく使えないくせになぜお金を集めようとするの?

2026年10月1日木曜日

蜘蛛の出現頻度が増える

昨日からやたら蜘蛛に出会う。洗面所でも、廊下でも、寝室でも、リビングでも、縁側でも、ぴょんぴょん跳ねている。歩いていて、危うく踏みそうになる。掃除機をかけていて、突然飛び出してきて吸い込みそうになる。洗面台の中にいすわられると水を流せない。危ないだろうに。秋は卵が孵る季節なのか。しかし親と同じくらいの大きさなので、孵ったばかりではない。9月の初めに孵ったのではないかな。だとしてもなぜ今わらわらと出てくるのだ。涼しくなって活動しやすくなったのか。まさか懐いたのではあるまいな。君らと遊んでいる暇はないのだよ。私は忙しい。

2026年9月30日水曜日

ヤフオクに業者が多く生き残っている理由

メルカリでの犯罪について研究していたら、副産物としてヤフオクだけに業者が生き残っている理由と、彼らの収益が意外によいことと、その状態がしばらく続くことがわかった。面白かったので紹介しよう。
 
まず簡単にメルカリ上の犯罪研究から。日本では犯罪者がメルカリを利用してマネーロンダリングする事例が多く、メルカリはあっち系の組織と裏でつながっているのではないかと疑いを抱く人もいる。ヤフオクは犯罪での利用が少ない。これがフリマ形式とオークション形式の違いから来るのではないかと疑問を持ったのが研究の発端だ。調べた結果、フリマ形式だから犯罪者が好むのではないことがわかった。米国ではオークション形式のeBayの犯罪利用が多く、フリマ形式の方が犯罪利用が少ない。犯罪者が利用するかどうかは、フリマかオークションかは関係なく、その会社のモラルに依存していた。つまりメルカリ社はモラルが低い。米国ではeBayがモラルが低い。どちらも今はかなり改善されているが、元々の体質なのであまり期待しない方がよい。 
 
これで犯罪関連の研究は終わったのだが、研究途中でオークションとフリマでどのような住み分けになっているかがわかったのでそこを掘り下げた。 最近はフリマの方が優勢だ。日本も米国も同じ傾向でフリマの方が人気だ。フリマの特徴は一撃落札と送料無料だ(メルカリだけは送料別も選べる)。一撃落札はタイパを重視する現代人と相性がよい。送料無料は遠隔地でも送料の心配をする必要がないのが良い。このために取り引きはフリマへ流れる。オークションの方が向いているのは値付けに鑑定眼が必要とされる物品だ。しかし、美術品と中古車は別のオークションルートがあるので、それ以外のものがヤフーオークションやeBayに残ることになる。ここまでの調査結果でオークションとフリマの住み分けがわかった。
 
ところが、ヤフーオークションにはフリマの方が売れやすい雑貨や小型家電を売っている業者がたくさんいる。彼らはいったい何者なのかという疑問が湧いた。それについてさらに調べてみた。
 
同じ品物を同じお金を出して買う場合、個人出品者が売る品物の方がよい状態のものを買える。個人出品者にはヤフーが提供している送料割引システムがある。お手軽なんとか便という名前で、遠くに輸送する場合はクロネコやゆうパックの正規運賃よりかなり安い。送料が安いおかげで個人出品者は品物の方の値段を高く設定できる。そのため、送料も含めて同じ価格だったら個人出品者の方が業者より状態の良いものが手に入りやすい。
 
価格面で業者は不利に見えるのに、 彼らは廃業することなく元気にやっているのはなぜだ。結論から言うと、業者は時給3000円〜10000円の収入が得られてつぶれる心配はない。しかもAIで代替できないので今後も長く仕事を続けられるのだ。そのからくりを調べると面白かった。
 
からくりとは業者の仕入れ価格がマイナスであることだ。お金をもらって中古品を引き受けている。掃除業者や遺品整理業者から、ゴミ処理代をもらってゴミを引き受ける。ゴミの中の本当に価値があるものは、別ルートに流して高く売る。残った雑貨や小型家電をヤフオクに出品する。品物は安く値付けする。送料はクロネコや佐川やゆうパックの正規料金を指定する。あるいは正規料金の着払いである。正規料金を利用する理由は、業者はお得な輸送料金を使えないからもあるが、いちばんの理由は集荷してもらいたいからだ。お得な輸送料金はクロネコ営業所やコンビニに行ってQRコードを見せて発送する形式だ。たとえ業者にこれが使えても、1日に何十個も発送する業者はコンビニでひとつひとつQRコードを見せながら発送作業をする人の人件費を考えると割に合わない。だから、まとめて集荷してくれる運送業者に正規料金で頼む。 そしてノークレームノーリターンを指定する。業者のノークレームノーリターンは民法上は無効なのだが、数千円を取り戻すために裁判を起こす落札者はいないので、実質有効である。そして出品のルーティーンや発送のルーティーンを作ってアルバイトにやらせ、1日数十個をさばく。仕入れ価格がマイナスなので、2000円の品物ならアルバイト代やヤフオク手数料を払っても1000円以上の利益が出る。ノークレームノーリターンなので、品物が届いた後のアフターサービスの手間はかからない。これで時給を計算すると彼らの時給は3000円〜10000円となる。特殊な技術が不要なのにこの時給はかなり魅力的だ。中古品を仕入れて売り捌く古物商は届出さえすれば誰でもできる。ただし、時給が高いのは社長だけであり、出品用の写真を撮ったり、発送の梱包をしたりをアルバイトでやっている人は最低賃金クラスの給料しかもらえない。
 
こんなに美味しい商売なら、規模を膨らませて自動化したらもっと儲かると思える。そこで自動化のコストとそれがペイする規模を推定した。仕入れた中古品を置く倉庫、それをピックアップして識別するカメラ付きAIロボット。写真を撮ってヤフオクに出品手続きをするロボット、落札されたら品物を梱包して発送するロボットが必要だ。設備投資は10億円単位で必要だ。利益を出すためには毎日数万個の処理が必要になる。現実の業者は年間で1万個程度しか売っていない。その500倍から1000倍の規模でないとAIロボットはペイしない。世の中にそんなに中古品はないし、買う人もいない。つまり自動化はできない。これはずっと人間が行う仕事となる。そのため、零細業社が乱立してやっていけているのだ。
 
彼らが売る品物はノークレームノーリターンなので、壊れていたら困る小型家電やパソコン用品を彼らから買うのは賭けである。ハズレが届いたら泣き寝入りとなる。業者から買うのは出品の写真からまともかどうかが判断できる品物(ぬいぐるみ等)に限定した方がよい。

2026年9月29日火曜日

蜘蛛を保護するために蚊取り線香が使えない

涼しくなったので、蚊の活動が増えた。庭の扉を開けた瞬間に室内に飛び込んでくる蚊が目立つ。放っておけば連中は刺してくる。蚊取り線香や電子蚊取りを焚きたいのだが、調べると蜘蛛も蚊取り線香で死んでしまうとのこと。甲虫やGは蚊取り線香は平気だとのこと。蜘蛛の方が繊細なのだ。蜘蛛を殺してしまう訳にはいかないので、蚊取り線香は焚けない。こうなると蚊を倒すには物理攻撃しかない。サーチ&デストロイだ。ん?血を吸う連中に対してサーチ&デストロイ?どこかで聞いたことがあるような...
 
Claude Codeに蚊との戦い方を聞いたら、殺気をもって腕を動かすと気づかれやすいとのこと。掃除機で吸うのが効果的だと教わった。掃除機の轟音は蚊には聞こえない。蚊は目がよいが、可視光線は見えても赤外線は見えない。つまり闇の中では蚊は人間が見えない。闇の中で人間に寄って来れるのは、ランダム飛行+二酸化炭素探知の結果だ。となると蚊との戦いは明るい場所がよい。人間も蚊が見える、蚊も人間が見える、イコールコンディションでの正々堂々の戦いだ。これで倒されても蚊は文句を言えまい。こちらも刺されても文句は言わない。こちらの実力不足であるだけだ。