50歳までは3日間は無睡眠、無食事で活動できていた。60歳になってそれが2日間に減り、今では6時間に減った。きちんとした朝ご飯を食べないと昼には活動不能になる。パンとコーヒーだけ、クッキーだけではダメだった。野菜とタンパク質をしっかり食べないと昼に活動不能になる。燃料タンク容量が減った上に、エンジンの燃費も悪くなってしまった。1970年代のF1と同じで定期的に給油すれば、若い時と同じパフォーマンスは出せるのでまだなんとかトップスピードで走れている。80歳になるとエンジンの最高出力も落ちる気がする。コーナーの立ち上がりやストレートで抜かれるだろうな。
比例道
2026年10月13日火曜日
2026年10月12日月曜日
現在も残る員数主義
員数主義とは、実態や中身がどうであれ帳簿や形式上の数(員数)さえ合っていれば問題ないとする考え方のことである。旧日本軍において、装備品などの員数検査(数があっているか調べる棚卸し)が厳しく行われたことに由来する。太平洋戦争敗戦の一因でもある。
私は40年前と30年前にこの員数主義を目の当たりにした。40年前の舞台は独身寮の自治会であった。独身寮は会社から一部補助がでるものの、独立採算性である。寮生から寮費を集め、それで食費、光熱費等の支払いをする。毎年持ち回りで会計担当が変わる。私が会計担当を引き継いだとき、帳簿と残金は合致しているとの会計監査報告を受け取った。しかし、帳簿と残金は明らかに違う。違うじゃないかと前任会計と前任会計監査に言うと、引き継いだときからそうなっていたと言う。10年分会計資料が残っていたので精査すると、ごまかしだらけだった。しかし各年度末の帳簿は合っていることになっている。まさに員数主義であった。ごまかしが多すぎてどこがどうおかしいかを資料にするのも大変だった。
私がごまかしを明らかにすると、私が責任を負うことになりかねない。 私は何も悪くないのに損である。歴代の会計がごまかしを黙認してきたのはそういう理由かと思った。
しかし、頓智で悪事から身を守るべきと常々思っている私がこのまま引き下がる訳にはいかない。ごまかしを黙認するのも気にいらない。ごまかしを清算して、なおかつ私が貧乏くじを引かない方法を模索した。 悪事を働いたやつは山ほどいる。中には転勤して行方が掴めないやつもいる。いちいち、そいつらを追跡して金を返せと騒ぐのは労力の無駄だ。幸い、寮の運営は黒字だった。ごまかしで消えたお金を全部合わせて、帳簿上の資産から引いても資産はかなり残る。そこで寮長と会計監査役と相談して、今年度に損金を計上してこれまでのごまかしを全部清算するという話を付けた。誰がいくら持ち逃げしたという完全なデータは作れないので、現存するお金と帳簿上の残資産の差額を損金とすることとした。寮生集会では以前からの不整合を清算するためであることと、現在の寮生には損害は生じないことを説明して承認を得た。そして今後ごまかしが生じないように、ごまかしの源泉となっていた現金での受け渡しを禁止する寮則改正も賛成多数で承認を得た。
結局私が骨折りをした分だけ貧乏くじを引いたことになるじゃないかと思うだろう。確かに私は通常の会計担当が行う処理の数十倍の処理を無給で行った。それだけなら貧乏くじだ。当然、そんなふざけた結果は許されない。私はちゃんと作業分の報酬をもらった。特別ボーナスとして時給10000円計算で過去10年分の書類を吟味した時間分の報酬を得た。これなら貧乏くじではない。当時の私の月給より多かったのだから。こんな高報酬をどうやって寮生集会で承認させたのか。まともに提案したら反対も出るし、案が通っても妬まれる。まともにやるのは上策ではない。誰がいくら持ち逃げしたかの完全なデータが残ってないことを利用した。そのデータの中に私の報酬を混ぜたのだ。私の報酬は不特定の窃盗犯の盗んだ金から出したことになる。
正義感の強い人なら、そんなことをせずにきちんと報酬として認めさせるべきだと言うだろう。しかし先ほど述べたようにそれでは私が妬まれるし、反対した人の気分を害する。この方法がいちばんうまい落としどころである。誰も損をしない。誰も嫌な気持ちにならない。来年度以降の会計担当は正しく職務を遂行できる。そしてその状況を作り上げた功労者の私は高報酬のために妬まれない。 ビジネスで言うところの三方よしである。
それから10年経った後にも、別のもっと大きな組織で歴代続く不正を発見した。それも知恵をしぼって解決したのだが、やはり同じように労働に見合う報酬はいただいた。 そのときの報酬は現金ではなく現物でいただいた。エリア88のマッコイ爺さんの手口を利用した。私は帳簿上は壊れたF-14のスクラップを引き取ったことになったのだが、実際に手にしたのはちゃんと空を飛ぶF-14だったのだ。F-14ではなく、高価な電子部品だったが。これも誰も損をせずに三方よしとなった。それ以降、その組織の帳簿はきれいになり、ごまかす必要はなくなった。国のためにも取るべき税金が取りはぐれていないように調整した。みんな私に感謝すべきだ。
40年前も30年前も不正を行っていた小物の悪党がたくさんいた。連中が間抜けなのは悪事の痕跡をしっかり残していることだ。これではいつかばれるだろうに。ばれる悪事をするなんてバカじゃないのか。私は不正をする必要がないのでしない。悪党から利益をかすめとる悪事?は必要ならやってもよいと思う。そして私は痕跡は残さない。それがエレガントってものだ。
他人の不正の責任をおっつけられて自殺に追い込まれる人がいる。真面目で正義感の強い人に多い。そんなことで自殺してはいけない。頓智を利かせて乗り越えよう。あなたが責任をとる必要はない。 頓智を利かせるというのは、意味のない法律にはしばられないということも含む。悪党から逃げて自分を守るのにルールを守る必要はない。
2026年10月11日日曜日
実質金利がマイナスなのに消費が減る理由
家計調査・消費支出が9ヶ月連続マイナスとなった。名目消費支出も実質消費支出もマイナスである。ものを買わなくなったということだ。現在の日本は預金金利よりもインフレ率の方が高い。合理的に考える消費者ならば、お金の価値が減る前に品物に取り替えておこうとするはずだが、現実はそうではない。
19世紀にアダム・スミスが、1936年にケインズが、人間が合理的ではないことを観察として言及していた。1950年代にはモーリス・アレ、 ハーバート・サイモンが学説として発表した。サイモンは1978年にノーベル賞を受賞している。しかしまだ経済学の主流の考え方ではなかった。
ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーが1974年に、判断を系統的に歪める「ヒューリスティクスとバイアス」を発表した。1979年には有名なプロスペクト理論を発表した。カーネマンは2002年にノーベル賞を受賞した。この後、人間は合理的に行動するわけではないという考え方が主流派になった。
古い教科書で勉強した年寄りの経済学者が失敗を繰り返すのは、人間は合理的な行動をするという古い誤った考え方をしているからだ。
経済学に限らず、物事を分析し判断する力は若い人ほど優れている。ごく稀に年寄りで優秀な人がいるが、彼の脳の中では古い考え方の重要度が低く保たれている。しかしこれができるには脳の可塑性が特殊である必要があって、とても珍しい。普通の生物は若いときの脳の可塑性は高いが、年をとると可塑性は低くなる。数億年間はこの方が生き延びやすかったから進化の結果としてこうなっている。子犬にはトイレトレーニングができるが、成犬には難しいのはこの理由からだ。
2026年10月9日金曜日
GLM-5.3 Flash を2018年製PCで動かす(6 tok/s)
発表時期からすると冤罪なのだがサイバー攻撃が流行っているため、攻撃力が高いGLM-5.3が話題になっている。手持ちのPCで動かないかと思って入れてみたら動いた。
PCはSYS-7048GR-TRで2017年に発売されたもの。今なら20万円で入手できる。DDR4メモリを最大1024GB積める。私のは256GB積んでいる。GPUはGV100x2で2018年に発売されたもの。今なら1枚20万円で入手できる。私のは2枚をNVlinkでつないで64GBのGPUメモリにしている。
拾ってきたのはGLM-5.3-Flash UD-Q4_K_XL (199.7 GB, 320B-A18B, MIT)。インストールはClaude Codeに頼んだ。生成処理は6 tok/sしか出ない。が、ローカルLLMとは思えないくらい高品質な出力でびっくりした。これが手元で動くのはすごい。
2026年10月8日木曜日
居住面積36坪のRC造り住宅が建物だけで1億5千万円
136坪の正方形の土地が入手できた。ここに電気と水が止まっても暮らせるシェルター型の家を建てたい。太陽電池パネルや蓄電池や貯水タンクなどを備えたRC造りの住宅を設計したら、建物だけで1億5千万円となった。杭打ち費用も含んでいる。居住面積は120平米=36坪である。建物の坪単価417万円は通常のRC造りの3倍だ。災害後のメンテナンスのための気配りをした特殊仕様だからだ。建築には1年かかる。面白いから建ててみたいが、建ててしまうとつまらないかもしれない。旅行もそうだが、計画しているときがいちばん楽しい。
こんな特殊仕様の注文住宅は売却に苦労するのが一般的だ。将来売るつもりなら標準的な間取りの建売住宅の方が流動性がある。しかし災害+野盗対応のシェルター仕様は、意外と欲しがる人がいるかもしれない。私達が住み終えた後、土地も含めて10億円で買いたい人が現れる気がする。命が惜しい人はたくさんいるからだ。
2026年10月6日火曜日
ASI という言葉が発明されて説明が楽になった
- AGI(汎用人工知能 / Artificial General Intelligence)人間と同じように、さまざまな分野の知識を自ら学び、未解決や未知の課題を柔軟に解決できる存在
- ASI(人工超知能 / Artificial Superintelligence)AGIがさらに進歩し、質・量・速度のすべてにおいて人間の知能を完全に超越した存在
ASIという言葉ができて、AGIの定義問題が少し前進した。これまではAGIの定義は研究者ごとに違っていた。アンケートによるとAIの研究者の7割は今の生成AIが発展してもAGIにはならないと考えている。
これまでの事例を暗記してそれを適切に選んで(内挿や外挿も含む)実行するようなAIはAGIではない。これはとりようによっては差別的な定義だった。これまでの事例を暗記してそれを適切に選ぶ仕事は多い。弁護士などの士業はすべてそうだ。弁護士なんて人間のする仕事じゃないねと言っているのと同じである。ニューヨーク大学名誉教授のゲイリーマーカス氏はこの状況を穏やかに表現している。「AGIで言う人間が誰を指すかによって話は変わる」と。
今のレベルのAIでも替われる人間の仕事(弁護士とか)はたくさんある。ビッグテックやハイパースケーラーがAGIと呼び始めたAIはそんな低いレベルのAIだ。AGIとしては間違った言い方だが、ビッグテックが言っているから間違った言い方の方が定着するだろう。今年からAGIのレベルが一段下がってしまったことになる。それをカバーするために、もともとのAGIとその上を表す言葉としてASIができたと考えると整合する。
ASIという言葉ができたおかげで、研究者の7割が想定していたAGIはASIと言い換えることで齟齬なくイメージを伝達できる。
そのASIでさえも宅配便の配達は簡単ではない。宅配便を配る人の給料は弁護士よりも高くあるべきだというのが私の主張である。ASIがロボットを動かし工場を作り、そこで宅配便配達ロボットを作ったらやっと配達できる。それでもマンションの周りに停める場所がないときにトラックをどこに止めてよいかわからないASIの姿が私には見える。遠くに停めて歩いていくか、駐車違反するしかないんだよと彼に教えてあげたい。配達時間指定のリミットまであと5分だって?それをなんとかできるのが人間さまってものだ。
2026年10月2日金曜日
お金があっても不幸な人たち
お金の力を十分に出し切るように使うのは難しい。とても頭を使う。それに耐える頭を持っていない人(日本人だと99%くらいが当てはまる)はうまくお金を使えない。お金を上手に使えばそのストレスからは逃げられるのにとか、もっと健康でいられるのにとかを傍から見ていて思うが、他人にそんなアドバイスをしても余計なお世話だと嫌われるだけなので黙っている。
生きるとは物事に優先順位をつけてどれを選ぶかの決断が連続する状態を言う。そして物事の優先順位を正しくつけることは難しい。論語の中では「七十にして心の欲する所に従えども、矩(のり)を踰(こ)えず」と言う。つまり70歳まで考え続けないと正しい優先順位はつけられない。現代は社会が複雑化しているので70歳では十分ではなく80歳まで考えることが必要だろう。日本人は30歳くらいで考えることを停止してしまうので、いくら年をとっても正しい優先順位はつけられない。お金よりも大切なことがわからず、お金をうまく使えない。だったらお金に執着しなければまだ救いがあるのだが、お金に執着しているので見苦しい。どうせうまく使えないくせになぜお金を集めようとするの?
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