2026年8月13日木曜日

macをiPhoneのテザリングで使うと写真のiCloud同期が動かない問題をOpenWrtルーターを挟むことで解決

最初は通信速度が遅いせいと勘違いしていた。しかし遅いWiFiでもiCloud同期はできる。いろいろな組み合わせを試してみて、iPhoneのテザリングのときだけiCloudが同期しないことがわかった。普通のWiFiやandroidのテザリングのときは無線アイコンが扇形なのに対し、iPhoneのテザリングのときは鎖型だ。macはiPhoneのテザリングを他のWiFiとは区別している。テザリングの通信費の心配をしてiCloudの自動同期をしない仕様なのだ。強制的に同期させるオプションが存在しないことが問題だ。外出時にネットワークがiPhoneのテザリングしか無い状態が長く続くと、その間ずっとiCloudとの同期ができない。

この問題は普通は致命的ではない。普通のmacの使い方なら頻繁にWiFiにつなげる機会があるからだ。私もそうだった。WiFiにつなげたときに同期が行われるので問題はない。たまたま今は数カ月間iPhoneテザリングしかネットにつなげられない環境にいるから致命的になっている。

iCloud同期を解決しようとclaudeに相談したら特殊なトラベルルーターを推薦された。このトラベルルーターはWAN側ネットワークにiPhoneのテザリング接続を指定できることが他のルーターとの差だ。そしてルーターの持つ無線AP機能でLAN側へ電波を発信するのだ。結果的にiPhoneが発信する電波は通常の無線APが発信する電波に変換される。この電波を受けるmacの無線アイコンは鎖型ではなく扇形になるのだ。これは便利だ買おうと思ったが、廉価版で1万円弱、通常のものは2万円以上する。通信速度の性能的には5000円以下の格安ルーターレベルなのに少々割高だ。

このトラベルルーターはOpenWrtファームウェアで動いている。じゃあ、手持ちのルーターにOpenWrtファームウェアを入れれば同じことができるのではないかとclaudeに聞いたらその通りだと教えてくれた。

BuffaloのルーターはOpenWrtに対応しているモデルが多く、今回は2014年発売のWSR-1166DHPを使った。PC側にtftpサーバーを立てて、ルーターの電源ON直後に起動イメージを読ませるというDD-WRTをインストールする手順とよく似た方法でOpenWrtファームウェアを入れる。ルーターによっては管理画面のファームウェアアップデートのファイル指定で入れられるものもある。

ファームウェアをOpenWrtに変えた後の設定はclaude codeにやってもらった。sshログイン時の公開鍵をルーター内に入れておけば、claude codeがルーターにログインして設定をすべてやってくれる。

WSR-1166DHPは無線回路が5GHz帯と2.4GHz帯で独立しているので、以下のような無駄のない理想的なネットワークができた。

mac -- 5GHz WiFi -- WSR-1166DHP -- 2.4GHz WiFi -- iPhone -- 楽天 or docomo基地局

macでspeed testを行うと40Mbps以上出ている。40MbpsはiPhoneの受信状況が律速だ。そして目的であったicloudの同期も問題なくできるようになった

おまけの効能として、WSR-1166DHPでcrondを動かせるので、ときどき通信してiPhoneのテザリングが無通信で切れることを防げる。無通信で通信が切れるのはかなりのストレスだったのが解決した。実は今回の作業の成果はこれが一番大きいと私は感じた。数日間通信しなくても切れない。macを起動した瞬間から接続作業なしにネットが使える。接続作業はmacのは大したことはない。iPhoneの設定画面を開いてインターネット共有をオンオフするのが面倒だった。これらの作業が全て不要になった。

さらにおまけの効能として、WSR-1166DHPについている4つの有線ギガビットイーサネットポートにPCをつなげることもできるようになった。有線ネットワークポートしかないPCでも、iPhoneのテザリングを利用することができる。

claudeに追加で聞くと、DD-WRTを入れたルーターでも同じことはできるのだそうだ。そして2.4GHz帯しかないルーターでも送受信を切り替えながら同じことができる。その場合は切り替えの無駄ができるので最大通信速度は落ちる。しかし上で述べたように通信速度はiPhoneの受信状態が律速なので速度低下を気にする必要はないだろう。

iCloud同期はともかく、iPhoneテザリングが無通信で切れる問題は外出先で何年間も悩まされてきた。もっと早くOpenWrtルーターを使えばよかった。外出先で使うには小型のルーターがよいので、最初にボツにした特殊トラベルルーターを買うことになりそうだ。

2026年8月12日水曜日

バカは死ななきゃなおらない

日本国民が何も考えてないのが円安の最大の理由なのだから、この円安をなんとかしたいなら頭を使いたまえと言ってもおそらく通じない。思考停止することが自分の権利であると勘違いしている風ですらある。明治大正昭和の歴史を眺めると日本国民の頭の使わなさがよくわかる。自分さえ楽であればよいという日本国民の愚かな考え方が、社会全体を衰退させそれが回り回って国民自身に返ってきているのだから因果応報、時代劇の悪役の末路を見ているようだ。七人の侍がいたとして「こいつらに助ける価値はないからよそへ行くか」と言わしめるだけだ。

日本人の愚かさに気づいている人はたくさんいた。昭和初期に流行ったことば「バカは死ななきゃなおらない〜」はそのことを端的に表している名言だ。

2026年8月11日火曜日

知恵をめぐらせ、頭を使え 「決断」より

55年ぶりに決断を観た。決断は1971年にTV放送されたタツノコプロ制作のアニメだ。全25話。歴史に忠実に描かれているので、負け戦が中心だ。これを観た当時の私は日本が負けた理由は主に物量のせい、次に運がなかったからだと思っていた。大人になってから『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』(1984年)を読んで、負けた最大の理由は日本人の頭が悪かったからとわかって呆然とした。

決断のオープニング曲「ちーえーを〜、めぐらーせ。あーたーまーを使え」というフレーズは、今でも頭の中に残っている。実際の日本軍は知恵をめぐらせず、頭を使っていなかったというのが皮肉であり、悲しい。

有名な国際ジョークがある。世界最強の軍隊は「アメリカ人の将軍、ドイツ人の参謀、日本人の兵士による組み合わせ」であると。反対に最弱の軍隊は「日本人の将軍、中国人の(またはソ連の)参謀、イタリア人の兵士」と揶揄される。世界的にも、日本人の将軍が愚かなのはよく知られている。

陸軍大学校・海軍大学校の卒業席次が生涯の人事を規定する仕組みは、役人の高等文官試験と同型の官僚的選抜だ。ここで測られるのは既知の模範解答を正確に再現する速度であって、前提を疑う能力ではない。さらに、幼年学校から士官学校、大学校へと続く経路は十代前半から始まる閉鎖回路だ。経済も外交も産業も知らないまま将官になる。これでまともな将軍(人間?)が育つ訳もない。

日本の兵士は最強だから誇ってもよいと勘違いしてはいけない。日本の兵士が最強なのは何も考えずに上官の命令に従うからだ。つまり頭を使わないという点で将軍と同じなのだ。

この愚かさを日本国民が反省したかと言えばそんなことはなく、80年経っても何も考えないように導く教育を続けている。ここまで愚かな国民は他にいない(次点は米国民だが)。江戸時代から自らがどう生きるべきかなど考えたこともない国民なのだから、自分を顧みて反省してあらためようなどと思うはずもない。教育制度も、年金制度も、税制も、社会保障制度も改善しようとはしない。ずるをして自分だけ得をすることに少ない脳みそを使うだけだ。

バカもここまで来るといっそ清々しい。バカの壁に閉じこもる彼らは、幸せなのだろう。自分達の欲のままに好きにやって何も考えずに幸せなのだから、考え続けて苦悩し努力している人をせめて妬まないでほしいものだ。

2026年8月10日月曜日

日本人は幼稚な死生感しか持たない

ネットで見つけた言葉だ。うまいことを言うなと感心した。これゆえに社会保障改革がうまくいかないという文脈だった。その通りである。

日本人は江戸時代のころからものを考えない。ものを考えない結果のひとつが幼稚な死生感である。他にも、ひとりよがりの国際感覚や、経済を自ら進んで衰退させる性質なども、ものを考えない結果である。

バカの定義は複数あるが、世界中の誰もが同意する定義が「ものを考えない輩」である。つまり日本人は定義通りのバカである。ただし、生物には個体差があるので、日本人全員もれなくバカという訳ではない。数学にかぶれたバカは「その命題は間違っている」と言い出しそうなのでただし書きをつけておく。

2026年8月9日日曜日

ドコモの経営陣は自社の欠点がわかってない

日本の携帯4社の中で都市部で使い物にならないのはドコモが1位で楽天モバイルが2位である。そのために他社へ移行しているユーザーもいる。ドコモはそれを認識していて都市部での設備投資に注力している。しかし、残念ながら方向性が間違っている。

ユーザーは50Mbpsで通信したいのではない。通信したいときに1秒かからずに通信を始めたいだけだ。通信速度は0.5Mbpsも出ればよい。通信したいときに、通信開始に1分以上待たされる(=パケ詰まり)から呆れて他社へ出て行っているのだ。ドコモは5Gでのレイテンシ(遅れ)を改善する施策をとるべきなのだ。スループット(速度)の改善ではない。レイテンシの改善とスループットの改善とは共通する部分もあるが、漫然とそれに期待するのではなくスループットを犠牲にしてレイテンシを改善することに全力で取り組むべきだ。

私は10年以上前から4Gすら不要だとこのブログで言い続けてきた。通信速度など3Gレベルでよい。いつでもすぐにつながることこそ重要だと。すぐにつながらないと困るのはQRコード払い、メッセージの送受信、金融機関や証券会社での取引だ。これらには通信速度は必要ない。0.5Mbpsも出れば十分だ。何Mbpsもの通信速度が必要な用途はどうでも良い用途が主で、そういうのは光ファイバーにつながっているWiFiを使えばよい。テレビ会議で顔が見えていようがいまいが会議の質は何も変わらない。資料は静止画なので送るのに通信速度は要らない。

本質的に意味のない数字を増やすのにこだわるのは日本が没落した理由のひとつである。

2026年8月8日土曜日

米雇用統計が悪かったのにすぐにドルは戻ってしまった

金曜日の米雇用統計はかなり悪かった。発表直後は1円70銭分円高に振れたのだが、日が変わるころには40銭の円高水準まで戻ってしまった。絶対水準で言うと158円付近だ。

日本政府が介入して、米国も協力して介入して、米経済指標も円高を後押ししたという、完璧なコンボが完成したのに円高基調には持っていけなかった。

ファンダメンタルズが変わらなければ円安基調が続くと言うことが改めて確認できた。ファンダメンタルズのうち、日米の金利差は縮めることができるかもしれないが、それ以外はどうしようもない。金利差が縮まったときにまだ円安が続いて初めて、円安の理由は金利差だけではなかったと社会は気づくのだろう。

2026年8月7日金曜日

為替介入の効果は今晩の米雇用統計次第

月曜日にダメ押しの追加介入があるのかと思ったがなかった。そしてドル円は本日158円まで上昇した。介入はまた無駄であったかと思う人は多いと思うが、そうではない。政府は今晩の米雇用統計を待っているのだ。雇用統計が悪ければ、米金利下げの圧力がかかるのでそれで円高になる。これまでの為替介入の分析から分かる通り、介入だけでは円高には持っていけず、同じ時期に発表される米経済指標の後押しがあって初めて円高が持続する。これまで後押ししてくれた米経済指標はCPI(消費者物価指数)だが、今回影響するのは雇用統計だ。

ただし、雇用統計が良ければさらに円安に進む。これは仕方がない。これまでの為替介入の勝率は2/5=4割だ。同じ時期のCPIが下がった割合が4割だったからだ。成否が米経済指標頼みなので、為替介入の勝ち負けは運否天賦の博打と同じだ。今回勝てば勝率は3/6=5割に上がる。今回負けると勝率は2/6=3.3割に下がる。丁半博打の勝率の期待値は5割だから、政府の為替介入の勝負はサイコロに負けている。こういう勝負は三村財務官ではなくアカギにやらせるべきだ。

アカギにまかせると介入が成功して円高になった後で「倍プッシュだ」を延々続けて、1ドル=60円の円高になるというオチとなる。日本経済は壊滅だ。

こうなったら政治もアカギにまかせよう。トランプ(鷲巣)を手玉にとって米国と互角以上にやりあえるだろう。「鼻が鈍ったな…ドナルドトランプ……怯えているから………」