2026年10月2日金曜日

お金があっても不幸な人たち

お金の力を十分に出し切るように使うのは難しい。とても頭を使う。それに耐える頭を持っていない人(日本人だと99%くらいが当てはまる)はうまくお金を使えない。お金を上手に使えばそのストレスからは逃げられるのにとか、もっと健康でいられるのにとかを傍から見ていて思うが、他人にそんなアドバイスをしても余計なお世話だと嫌われるだけなので黙っている。

生きるとは物事に優先順位をつけてどれを選ぶかの決断が連続する状態を言う。そして物事の優先順位を正しくつけることは難しい。論語の中では「七十にして心の欲する所に従えども、矩(のり)を踰(こ)えず」と言う。つまり70歳まで考え続けないと正しい優先順位はつけられない。現代は社会が複雑化しているので70歳では十分ではなく80歳まで考えることが必要だろう。日本人は30歳くらいで考えることを停止してしまうので、いくら年をとっても正しい優先順位はつけられない。お金よりも大切なことがわからず、お金をうまく使えない。だったらお金に執着しなければまだ救いがあるのだが、お金に執着しているので見苦しい。どうせうまく使えないくせになぜお金を集めようとするの?

2026年10月1日木曜日

蜘蛛の出現頻度が増える

昨日からやたら蜘蛛に出会う。洗面所でも、廊下でも、寝室でも、リビングでも、縁側でも、ぴょんぴょん跳ねている。歩いていて、危うく踏みそうになる。掃除機をかけていて、突然飛び出してきて吸い込みそうになる。洗面台の中にいすわられると水を流せない。危ないだろうに。秋は卵が孵る季節なのか。しかし親と同じくらいの大きさなので、孵ったばかりではない。9月の初めに孵ったのではないかな。だとしてもなぜ今わらわらと出てくるのだ。涼しくなって活動しやすくなったのか。まさか懐いたのではあるまいな。君らと遊んでいる暇はないのだよ。私は忙しい。

2026年9月30日水曜日

ヤフオクに業者が多く生き残っている理由

メルカリでの犯罪について研究していたら、副産物としてヤフオクだけに業者が生き残っている理由と、彼らの収益が意外によいことと、その状態がしばらく続くことがわかった。面白かったので紹介しよう。
 
まず簡単にメルカリ上の犯罪研究から。日本では犯罪者がメルカリを利用してマネーロンダリングする事例が多く、メルカリはあっち系の組織と裏でつながっているのではないかと疑いを抱く人もいる。ヤフオクは犯罪での利用が少ない。これがフリマ形式とオークション形式の違いから来るのではないかと疑問を持ったのが研究の発端だ。調べた結果、フリマ形式だから犯罪者が好むのではないことがわかった。米国ではオークション形式のeBayの犯罪利用が多く、フリマ形式の方が犯罪利用が少ない。犯罪者が利用するかどうかは、フリマかオークションかは関係なく、その会社のモラルに依存していた。つまりメルカリ社はモラルが低い。米国ではeBayがモラルが低い。どちらも今はかなり改善されているが、元々の体質なのであまり期待しない方がよい。 
 
これで犯罪関連の研究は終わったのだが、研究途中でオークションとフリマでどのような住み分けになっているかがわかったのでそこを掘り下げた。 最近はフリマの方が優勢だ。日本も米国も同じ傾向でフリマの方が人気だ。フリマの特徴は一撃落札と送料無料だ(メルカリだけは送料別も選べる)。一撃落札はタイパを重視する現代人と相性がよい。送料無料は遠隔地でも送料の心配をする必要がないのが良い。このために取り引きはフリマへ流れる。オークションの方が向いているのは値付けに鑑定眼が必要とされる物品だ。しかし、美術品と中古車は別のオークションルートがあるので、それ以外のものがヤフーオークションやeBayに残ることになる。ここまでの調査結果でオークションとフリマの住み分けがわかった。
 
ところが、ヤフーオークションにはフリマの方が売れやすい雑貨や小型家電を売っている業者がたくさんいる。彼らはいったい何者なのかという疑問が湧いた。それについてさらに調べてみた。
 
同じ品物を同じお金を出して買う場合、個人出品者が売る品物の方がよい状態のものを買える。個人出品者にはヤフーが提供している送料割引システムがある。お手軽なんとか便という名前で、遠くに輸送する場合はクロネコやゆうパックの正規運賃よりかなり安い。送料が安いおかげで個人出品者は品物の方の値段を高く設定できる。そのため、送料も含めて同じ価格だったら個人出品者の方が業者より状態の良いものが手に入りやすい。
 
価格面で業者は不利に見えるのに、 彼らは廃業することなく元気にやっているのはなぜだ。結論から言うと、業者は時給3000円〜10000円の収入が得られてつぶれる心配はない。しかもAIで代替できないので今後も長く仕事を続けられるのだ。そのからくりを調べると面白かった。
 
からくりとは業者の仕入れ価格がマイナスであることだ。お金をもらって中古品を引き受けている。掃除業者や遺品整理業者から、ゴミ処理代をもらってゴミを引き受ける。ゴミの中の本当に価値があるものは、別ルートに流して高く売る。残った雑貨や小型家電をヤフオクに出品する。品物は安く値付けする。送料はクロネコや佐川やゆうパックの正規料金を指定する。あるいは正規料金の着払いである。正規料金を利用する理由は、業者はお得な輸送料金を使えないからもあるが、いちばんの理由は集荷してもらいたいからだ。お得な輸送料金はクロネコ営業所やコンビニに行ってQRコードを見せて発送する形式だ。たとえ業者にこれが使えても、1日に何十個も発送する業者はコンビニでひとつひとつQRコードを見せながら発送作業をする人の人件費を考えると割に合わない。だから、まとめて集荷してくれる運送業者に正規料金で頼む。 そしてノークレームノーリターンを指定する。業者のノークレームノーリターンは民法上は無効なのだが、数千円を取り戻すために裁判を起こす落札者はいないので、実質有効である。そして出品のルーティーンや発送のルーティーンを作ってアルバイトにやらせ、1日数十個をさばく。仕入れ価格がマイナスなので、2000円の品物ならアルバイト代やヤフオク手数料を払っても1000円以上の利益が出る。ノークレームノーリターンなので、品物が届いた後のアフターサービスの手間はかからない。これで時給を計算すると彼らの時給は3000円〜10000円となる。特殊な技術が不要なのにこの時給はかなり魅力的だ。中古品を仕入れて売り捌く古物商は届出さえすれば誰でもできる。ただし、時給が高いのは社長だけであり、出品用の写真を撮ったり、発送の梱包をしたりをアルバイトでやっている人は最低賃金クラスの給料しかもらえない。
 
こんなに美味しい商売なら、規模を膨らませて自動化したらもっと儲かると思える。そこで自動化のコストとそれがペイする規模を推定した。仕入れた中古品を置く倉庫、それをピックアップして識別するカメラ付きAIロボット。写真を撮ってヤフオクに出品手続きをするロボット、落札されたら品物を梱包して発送するロボットが必要だ。設備投資は10億円単位で必要だ。利益を出すためには毎日数万個の処理が必要になる。現実の業者は年間で1万個程度しか売っていない。その500倍から1000倍の規模でないとAIロボットはペイしない。世の中にそんなに中古品はないし、買う人もいない。つまり自動化はできない。これはずっと人間が行う仕事となる。そのため、零細業社が乱立してやっていけているのだ。
 
彼らが売る品物はノークレームノーリターンなので、壊れていたら困る小型家電やパソコン用品を彼らから買うのは賭けである。ハズレが届いたら泣き寝入りとなる。業者から買うのは出品の写真からまともかどうかが判断できる品物(ぬいぐるみ等)に限定した方がよい。

2026年9月29日火曜日

蜘蛛を保護するために蚊取り線香が使えない

涼しくなったので、蚊の活動が増えた。庭の扉を開けた瞬間に室内に飛び込んでくる蚊が目立つ。放っておけば連中は刺してくる。蚊取り線香や電子蚊取りを焚きたいのだが、調べると蜘蛛も蚊取り線香で死んでしまうとのこと。甲虫やGは蚊取り線香は平気だとのこと。蜘蛛の方が繊細なのだ。蜘蛛を殺してしまう訳にはいかないので、蚊取り線香は焚けない。こうなると蚊を倒すには物理攻撃しかない。サーチ&デストロイだ。ん?血を吸う連中に対してサーチ&デストロイ?どこかで聞いたことがあるような...
 
Claude Codeに蚊との戦い方を聞いたら、殺気をもって腕を動かすと気づかれやすいとのこと。掃除機で吸うのが効果的だと教わった。掃除機の轟音は蚊には聞こえない。蚊は目がよいが、可視光線は見えても赤外線は見えない。つまり闇の中では蚊は人間が見えない。闇の中で人間に寄って来れるのは、ランダム飛行+二酸化炭素探知の結果だ。となると蚊との戦いは明るい場所がよい。人間も蚊が見える、蚊も人間が見える、イコールコンディションでの正々堂々の戦いだ。これで倒されても蚊は文句を言えまい。こちらも刺されても文句は言わない。こちらの実力不足であるだけだ。

2026年9月28日月曜日

tp-link社BE450(BE7200)スマートコネクトが意外とよい

BE450(BE7200)は2024年に発売されたWi-Fi 7 対応ルーターだ。無線の設定に「スマートコネクト」という聞きなれない言葉がある。説明には、2.4GHzと5GHzをひとつにまとめてバランスを取りながら使い分けるとある。スマートコネクトをONにすると、SSIDは2.4GHzと5GHzで共用される。大したことはないだろうと思っていたが、なかなかどうして有用な機能だった。

1. 端末の移動にうまく対応できる。iPadを家の中で移動しながら使った場合などだ。ルーターに近い部屋では5GHzの電波の強さは-52dBmでサクサクつながる。iPadを持ってルーターから遠い部屋へ移動すると5GHzの電波の強さは-79dBmに下がり接続が不安定になるが、そのとき2.4GHzに自動的に切り替わる。同じ位置の2.4GHzの電波の強さは-69dBmなので安定した接続を維持できる。

2. 通信量をうまく振り分けられる。ルーターに近い部屋で複数のmacとiPadを使っているときは、すべて5GHzでつながっている。ところがmacが1000Mbpsを超える通信を始めると、それ以外の機器は2.4GHzに切り替わる。macの通信に帯域をゆずるためだ。

たしかに「バランスをとりながら使い分ける」を実現できている。スマートコネクト機能は予想外によかった。
 
ルーターと同じ部屋では1600Mbps出る。しかし、1000Mbpsが必要なときとは大きなファイルをダウンロードするときくらいで頻度は低い。大きなファイルとわかっていれば、寝ているときにダウンロードするなどの対策をとることもできる。ストリーミング動画を見る時は10Mbpsあった方がよいが、通信速度が必要な場面はそれくらいだ。100Mbpsの光ファイバーサービスでも私の場合は問題なかった。10Gbpsの光ファイバーサービスは贅沢だった。月額使用量は10Gと100Mとで数百円しか違わないので、つい10Gbpsを契約してしまったのだが。

2026年9月27日日曜日

またこっそり将来の年金額を減らされる

ねんきん定期便には将来もらえる年金額が記載されている。これが徐々に減っている。64歳でもらったねんきん定期便に記されていた金額は60歳でもらったねんきん定期便に記されていた金額より、なんと年額で10万円減っていた。私は60歳から65歳までは厚生年金を年に80万円ずつ納めているのにだ。60歳で退職して無給になった人ならもっと減っていただろう。
 
そして恐ろしいのは65歳から70歳までに納める厚生年金額と給付額との乖離だ。私は65歳から70歳まで400万円の厚生年金を納めなければならない。それなのに、70歳のときの給付年金は年額10万円しか増えないのだ。つまり追加で納めた400万円を取り戻すには40年間(110歳まで)生きなければならない。こんなことなら、厚生年金を納めるのをいますぐ止めたいのだができない。
 
もともと厚生年金は国民年金に比べて給付額と納付額の比率が悪い。国民年金の給付率を100%とすると厚生年金は約60%となる不利な制度だった。それがますます不利になっている。こんなことなら、国民年金だけに加入することを選びたかった。そうすれば厚生年金として払い込んだお金を全部貯金できていた。今は4000万円+40年分の利息が預金口座に追加で入っていたはずだ。 

2026年9月26日土曜日

NTTの10ギガ用ONU 10G-EPONは2.5Gでリンクするとルーター側の発熱抑制になる

10ギガの光ファイバーサービスではNTTの場合は10ギガ用のONUが貸与される。我が家の機種は10G-EPONだった。このONUからLANケーブルでルーターにつながる。我が家のルーターはひどく熱い。これを少しでも冷まそうと工夫した。ONUとルーターの間を10ギガでなく2.5ギガで接続するとルーターの温度が下がった。ルーター内の10ギガのNICチップと2.5ギガのNICチップは消費電力が数倍違うからだ。2.5ギガで足りるのなら、2.5ギガを使った方が消費電力が下がって発熱が減る。
 
10ギガ用ルーターには、設定でWAN側を10ギガと2.5ギガとを切り替えられるものがある。その場合は、WANの差し込み口も10ギガと2.5ギガで別々だ。 
 
もともとの通信速度が2000Mbps以下なら2.5ギガに切り替えても速度低下はない。問題はNTTの10ギガ用ONUの口が2.5Gでリンクしてくれるかだ。ONUによっては、10Gの下は2.5Gを飛ばして1Gに落ちるタイプもある。実験したところ、10G-EPONはつなげたルーターが2.5Gだと2.5Gでリンクしてくれた。そしてルーターの使わない10G端子は節電モードに落ちて、消費電力が下がった。
 
10Gでリンクしていたときの通信速度は1600Mbpsだったので、2.5Gに変更しても通信速度は落ちなかった。もともとの通信速度が2000Mbps超えなんて環境はほぼないと思うし、超えていても使わないと思う。つまり、誰にとっても2.5Gに落とすことはメリットがある。