労働生産性が上がった人の待遇は良くなることが予想され、生成AIを使わないで労働生産性が変わらない人の待遇は相対的に悪くなることが予想される。つまり生成AIを使うかどうかで収入に格差が生じる。
これが2000年前なら「馬を使わずに人力で仕事をしている奴が間抜け」で済んだし、50年前なら「車を使わずに馬で仕事をしている奴が時代遅れ」で済んでいた。今回も「生成AIを使わずに仕事をする方が間抜け」で済むだろうか。おそらく済まない。
人権や自由の意味を履き違えてしまっている現在の民主主義では、能力の低い者に全員が無理に合わせることを是とする風潮がある。それは日本において特に顕著であるが、世界の民主主義国は多かれ少なかれその傾向がある。したがって生成AIを使って仕事をスピードアップする人の足をひっぱる流れがそのうち出てくるだろう。最悪の場合は生成AIの利用が禁止される。
生成AIの使用料が高くて誰もが使えないことが問題であると取られれば幸いで、その場合は生成AIの使用料を無料にする政策が取られるだろう。anthropicやOpenAI社の収入源は税金となる。antropicとOpenAI社が必要としている資金は税金で賄える額ではないし、どの国が負担するかでもめるのは必至なので、この案は実現しないだろう。となるとやはり禁止の可能性が高い。今使っている人にとっては小説に出てくるディストピアのような社会になる。
禁止になったときの対策はある、ローカル生成AIの使用だ。ローカルLLMと呼ばれていて、今でも使っている人は多い。自宅のPCで生成AIを動かすものだ。anthropicやOpenAIが動かしている最新モデルはPCには載らない。推論のみで学習はできないが、追加学習はできる場合はある。と制約は多いがないよりは遥かにマシだ。
あ、中国のことを忘れていた。民主主義国が生成AIを禁止しても、中国は禁止しない。となると、未来は中国が覇権を握ることになる。その道を選ぶのは愚かな大衆だ。仕方ない。プラトン、アリストテレスの時代から「全員に選挙権を与えたら社会はまずいことになる」と言われてきた。ギリシア時代だけでなく、各時代の賢者・選良が同じ危惧を発信していた。それらの助言を無視したあげくが、この体たらくだ。そろそろ歴史に学んだらどうか。学ぶのが嫌な奴に選挙権を与えるからこうなる。