2026年11月8日日曜日

Claude Fable と Opus には大きな差がある

研究用途にはFableしか使えないのは経験でわかっていた。普段の用途ならOpusで済むと思っていたが、意外にOpusはダメだった。物干し竿の洗濯バサミに黄色い物体が付着した。写真に撮ってClaudeに見てもらったら、蜘蛛の卵ということがわかった。
 
最初はOpusに聞いた。他の虫の卵だの、泥汚れだの言ってらちがあかない。物体が付着した位置は下方なので泥や雨水がついても下に流れ落ちる。泥汚れのわけがないだろう。生成AIは生き物のような身体がないから、物理法則を理解できないというのがよく分かる。 そこでFableに聞き直した。Fableはまず写真を拡大してからweb検索し、蜘蛛の卵ということを突き止めた。
 
研究用途ではOpus以下は使い物にならない。細かいどうでもよいことばかりに注力して、研究の本筋が何かをつかめない。Fableはその点はマシなのだが、Fableも細かいことにとらわれてしまうことがある。 そのときは人間が軌道修正してやらないといけない。
 
生成AIはプログラミングはうまいのだが、 研究に必要な問う力は三歳児以下である。

2026年11月7日土曜日

数学がレベルの低い学問というのがわかってうれしい

私はこのブログで以前から数学がいかにレベルの低い学問であるかを力説していた。前提を恣意的に決めて、その狭い範囲で重箱の隅をつつくような議論をする。学問とはとても言えない。それまでの殻をやぶるまともな研究をした数学者なんて数えるくらい(オイラー、アーベル、ライプニッツ、ガロア、フェルマーなど)しかいない。とは言っても20世紀では、この主張は私の戯言にしかとられなかった。
 
使える数学手法を総当りで試したら、そのあたりに転がっているたいていの数学研究はできただろというのが、私の主張だ。暗記や総当りでできる仕事なんて人間のする仕事じゃない。そしたらOpenAIが生成AIに数学の研究をやらせた例を300件以上も発表した。それみたことか。発想力の低い生成AIでもできる学問なんだよ。 
 
超一流の数学者は私に反論する。確かに数学研究のほとんどはどうでもよい研究だが、そのどうでもよい研究の経験を積み上げることで、斬新な理論を発見できる土台ができるのだと。寿司職人に皿洗いとか掃除とかの下積みをしっかり経験せよと言っているのと同じだ。寿司職人であるのなら許す。

2026年11月6日金曜日

古代ローマの見世物と推し活・異世界物の共通性

お腹を満たし、派手な娯楽を与えておけば、人々は政治や社会の矛盾に文句を言わなくなることをローマの詩人ユウェナリスが「パンと見世物」として嘆いた。

現在にも「パンと見世物」は続いている

  • SNSや動画配信: 人々がスマートフォンのショート動画や安価なデジタル娯楽に没頭し、社会問題や政治に関心を持たなくなっている。
  • 一過性の給付金や減税政策: 根本的な社会構造の改革や格差是正を行わず、選挙直前などに実施される一過性の現金給付やポイント還元はまさに為政者がばらまくパンである。

私は推し活と異世界物にも共通点があると見る

推し活と異世界物は「現実の課題からの逃避」や「自己成長の放棄」につながっている点において、古代ローマの見世物と共通点を持っている。
 
1. 推し活:他者の輝きによる代理満足
  • 成長プロセスのショートカット: 自分が厳しい努力をして社会的な達成感を得るには、膨大な時間と挫折のリスクが伴う。しかし、すでに輝いている(あるいは努力の過程を見せてくれる)アイドルを応援すれば、自分が努力することなく手軽に達成感や感動という果実だけを味わうことができる。
  • 主体性の放棄: ローマの市民が戦車競走のスター選手に熱狂し、あたかも自分が勝ったかのように喜んだ構図と一致する。自らが人生の主役として戦うのではなく、観客席から他者の勝利に自己を同化させることで、現実の自分の停滞から目を背けることができる。
2. 異世界物:初期設定の万能感による現実逃避
  • 努力の否定: 多くの異世界転生・転移ライトノベルでは、現代社会で冴えない生活を送っていた主人公が、トラックに跳ねられるなどの偶発的な理由で異世界に行き、最初から最強の能力(チートスキル)を手に入れる。ここでは、現実世界における地道な努力や修行というプロセスが省略される。
  • 承認欲求のインスタントな充足: ローマのコロッセウムで繰り広げられた血湧き肉躍る英雄譚を、現代の読者は「もし自分だったら」と投影して消費している。現実の資格勉強や人間関係の構築といった泥臭い努力をスキップし、最初から無敵の存在として褒めそやされる舞台は、安価で強力な見世物となる。

現代の合法麻薬

古代ローマでは、為政者が市民の不満を逸らすために見世物を提供したが、現代の推し活や異世界物は資本主義の市場原理によって、消費者が望むままに供給されている。為政者が仕組んだものではないからこそ、より根が深いと言える。なぜなら、私たちは誰かに強制されているわけではなく、自ら進んで「成長の放棄」と「現実逃避」を買い求めているからだ。現代社会において、努力して自分を成長させることはコストが高く、傷つくリスクを伴う。手軽に自尊心や万能感を満たしてくれる推し活や異世界物が、かつての剣闘士の試合と同じように、現代人の精神をなだめる強力な麻薬として機能している。

2026年11月5日木曜日

Web server は乗っ取られることを前提に構築する

PHP騒ぎでweb serverを更改した。今できる手段はすべて取り入れてセキュアになった。しかし将来もセキュアである保証はない。いろいろ勉強すると、web serverは乗っ取られること前提で運用すべきということがわかった。乗っ取られて取られてもよいデータだけを置くこと、乗っ取られたマシンを踏み台に他のマシンへ通信できないことが重要だ。
 
これまではweb serverと他のマシンは同じLAN内にあった。これを分離した。web serverが乗っ取られても、もう他のマシンへは届かない。web serverの中にはwebコンテンツしか置いてない。これを盗んでも意味がない。もともとwebで誰でも閲覧できるコンテンツだから。 

2026年11月4日水曜日

ARP tableを使った抜け穴

作り込まれた機器ならipv4で侵入するのは難しいと以前書いた。ところが、偶然ipv4の穴を発見してしまった。ipv4の通信は許可された先でないとできない作りのPCだ。事実、これまで何度も試したがipv4通信が成功することはなかった。それゆえにipv6のローカルアドレスの抜け穴を使って通信していたのだ。ところが、今日偶然ipv4で通信できてしまったのだ。デバッグ等の理由でARP tableにipv4のアドレスとMAC番号が載ったとする。それ以降は、ARP tableに残っている限り、ipv4での通信を受け付けるのだ。通信をし続けないとやがてARP tableからは消えてしまう。
 
これは便利なので、このARP tableは大事に維持することにした。