このことは意外と周知されていない。牛乳パックと新聞紙を一緒に縛って古紙として出してしまうと、かなりまずい。牛乳パックも新聞紙も再生できなくなり、全部燃やすしかなくなる。牛乳パックだけを分けるのが面倒なら、牛乳パックは燃えるゴミとして出して新聞紙だけを古紙として出した方が資源的にはまだマシだ。
牛乳パックはポリエチレンのフィルムでコーティングされていることが新聞紙とは違う。牛乳パック専用の処理工場では、ポリエチレンを除去する工程が導入されている。ポリエチレンさえ除去できれば、牛乳パックの紙は品質の高いパルプであり、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの肌触りのよい紙に再生できる。
ポリエチレンを除去する工程がない一般の古紙再生工場では、古紙に牛乳パックが混じるとポリエチレンのせいで再生した紙の品質が悪くなり困ったことになる。牛乳パックを混ぜるくらいなら、燃えるゴミにした方が資源的にマシと言った理由がこれだ。燃えるゴミとして出すなら洗う必要がなくなり、水資源と人間の手間が節約できるので一石二鳥である。