2025年7月8日火曜日

スポーツ選手や芸能人に投票するバカ国民をどうやって育てたか

参院選の事前世論調査では元スポーツ選手の候補者が当確だそうだ。自分が不利益を被ることもわからずこういう投票をするバカ国民が多数派だ。バカ国民の投票が問題とされるのは珍しいことではなく、2500年前のギリシャ時代から困った問題だと言われていた。米国でトランプが当選したのも低学歴白人のせいなので、日本だけがバカ国民が多いのではない。古今東西、ちょっと甘やかすと国民はバカ化するのは普遍の事実だ。

日本の場合、暗記中心で思考力を重視しない教育のせいで、赤ん坊のころは正常な好奇心を持つ子どもが、高校を出るころにはもれなくバカになり果てる(一部の例外の子を除く)という教育制度を構築した。これは甘い汁を吸いたい政治家には都合のよいバカ国民養成手段なので、悪徳政治家がこのような教育制度を構築したと陰謀論を唱えたくもなる。しかし政治家ひとりひとりを見るとわかるが、このような陰謀を成就させるほど知性がある人間が見当たらない。歴代の政治家のうちひとりかふたりくらいはこれをできる頭を持っていたかもしれないが、他の何千人もの政治家は国民と同様にただのバカだ。つまり、日本の学校がバカ国民養成機関となったのは政治家の陰謀ではなく単なる偶然だ。これはこれで興味深い。

ここまでバカ国民が多数派になるともはやどうしようもないので、ジタバタしない方が精神衛生上よいと思う。プラトンやアリストテレスが言ったように衆愚政治のあとに君主政治がくればよいが、君主たりえる人もバカ国民に呆れてしまい自分から政治をやりますと手を上げないと思う。こいつらのために苦労する価値はないと思えるからだ。

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