投資の腕に覚えがある人にとっては、ファンドを立ち上げることも儲ける手段の一つである。個人が立ち上げたファンドは世界中に数多く存在する。日本においても多く存在するが、資金を増やしている個人ファンドは少ない。ファンドを立ち上げて他人の資金を運用して破綻しても、現行の法律では命までは奪われない。資金提供者からの責めを受けるのみである。
命までは取られないものの、ファンドを立ち上げてファンドマネージャーとして他人の資金を運用することは、非常にストレスの多い仕事である。資金が減少するとストレスによって睡眠不足に陥り身体を壊すケースも少なくない。このようなストレスから逃れたいと考えながらも、他人の資金を得たいと願う者は、冒頭に述べた投資手法を教える仕事を選ぶ傾向にある。これはぬるま湯に浸かっていたいチキンと捉えることができる。
投資家として著名なバフェット氏やジョージ・ソロス氏は、自己資金のみで現在の資産を築いたわけではない。当初は自己資金を運用していたが、実績を積んだ後は他人の資金を運用し、その報酬を得た。他人の資金の運用を開始した時点で、個人投資家とは言えなくなる。
一方、ずっと自己資金のみで投資を行っている個人投資家としては、日本ではcis氏やテスタ氏が知られている。海外にも多数存在する。これらの個人投資家の資産は、高々数百億円である。どうやら個人投資家が投資だけで増やせる資産の限界は1000億円であるようだ。この理由を解明することは興味深い課題であるが、そのようなことに時間を費やすよりも投資の腕を磨く方が有益であろう。
1000億円を超える資産を築きたいのであれば、起業するしかない。他人の資金を運用するファンドを立ち上げることも一種の起業である。
まとめると、真の挑戦者は起業するか、自己資金のみで勝負する個人投資家になるかである。ぬるい連中が投資手法を教える仕事に甘んじるのである。使いきれないくらいお金があるのに、投資を教えている人もたまにいる。それは冒頭に述べた承認欲求を満たしたい人、人とのつながりを欲する人だろう。一種の趣味とも言えるが、いずれにしてもぬるいことには変わりない。
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