バックアップの書き込みはmac側で作成したバックアップデータを記憶媒体にシーケンシャルに書き込むはずなので、記憶媒体がHDDだろうがSSDだろうが所要時間には大して差が生じないと予想していた。ところがこの差だ。
どのようなメカニズムが動いているかはまだわからないのだが、バックアップ中にランダムアクセスが多く起こっているようだ。ランダムアクセスと言ってもバックアップなので書き込みがランダムアクセスになるはずがない。バックアップ中に読み出しが多く発生していてそれがランダムアクセスを必要としていると考えるべきだろう。Time Machineのバックアップは過去のバックアップ時刻のファイルが全て復元できる。それを実現するための差分バックアップアルゴリズムが大量のランダムアクセス読み出しを行うと予想しているが、定かではない。
発熱を抑制するためにSSD化したのだが、こんなにバックアップ時間が短縮されるならそれを目的にSSD化するのも十分ありだと思う。縦型と並行して運用している横型AirMac TimeCapsuleは発熱には何の問題もないが、SSDに換装しようと思う。
以前、バックアップがあまりに遅いのでPCとTimeCapsule間のイーサネット通信環境を有線の2.5Gbpsに変えてみたことがあったが、有線1Gbpsのときに比べて時間短縮はできなかった。PC側は2.5Gbpsに対応しているが、TimeCapsule側は縦型も横型も1Gbpsまでしか対応していないのでこれは当たり前の結果ではある。それはともかく、今回の経験で判明したのだが、ボトルネックはイーサネットの通信速度ではなく、搭載記憶媒体のランダムアクセス性能だったのだ。
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