2025年1月5日日曜日

縦型AirMac TimeCapsuleのSSD換装による発熱抑制

縦型AirMac TimeCapsuleは発熱が大きいという欠点がある。故障はほとんどが発熱が原因だ。これまで発熱のせいでHDDが2回壊れて2度交換した。今も発熱がひどく、AirMacユーティリティソフトで見ると「過熱状態」とwarningが表示されている。流石にこのままではHDDだけでなく電子回路も壊れてしまうだろうと思い、発熱の少ないSSDに交換したら過熱状態からは解放された。
SSDはAPFSでフォーマットできると性能も寿命もよくなるのだが、TimeCapsuleはHDD搭載が前提のためMacOS拡張フォーマットでフォーマットされる。そこは残念なところだ。

HDDの交換は3回目だが、細部を忘れていて手間取ったので今後のために以下に手順を写真入りで記録しておく。

ヘラで底面のプラカバーを外す。カバーは爪で止まっている。外側のプラ筐体を外側に広げると爪を外すことができる。ヘラは複数本あった方が作業が楽。一本目のヘラ以外はマイナスドライバーで代替可能。
















金属製カバーのねじ4箇所をT8のトルクスレンチで外す。





















トルクスレンチは日本製の方が先端部の精度がよくて作業が楽だ。



















3本のフラットケーブルとACケーブルプラグを外す。一番幅広のフラットケーブルは上方向へひっぱる。残りの2本のフラットケーブルは前方へひっぱる。ACケーブルプラグは上方向へひっぱる。



















ゴムを上方向へひっぱって外すとHDDが見えるので、SATAケーブルを上方向へひっぱって外す。
















HDDは上方向へひっぱると抜ける。最初は周りのゴムの摩擦力が抵抗するので力が必要。私の場合は分解が3回目だったのでスッと抜けた。今回交換するのはサムスンの2TB SSD。


















SSDは全長が短いので、ワインのコルク栓で延長アダプターを作成する。



















アダプターの取り付けは経年劣化の少ないメンディングテープで行う。




















SSDを差し込む。HDDを囲んでいたゴムは一部を再利用しても良いが、放熱に悪影響を与えるので、私は全部取り除いた。


















あとは分解の逆の手順で組み込めば完成。組み込み時は3本のフラットケーブルの取り付けがいちばん難しい。ピンセットを使わずに指で行った方が私の場合は楽だった。

SSDに換装したAirMac TimeCapsuleに電源を入れた後は、macのAirMacユーティリティで再設定する。AirMacの設定は電子回路の方の不揮発性メモリに保存されているので、HDDを交換しても以前の値を再入力する必要はない。再設定で必要なのはディスクの消去(初期化に相当)だけ。あとは普通に使える。


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