2025年1月28日火曜日

中国ディープシーク社のAIの中には凜々(トリリオンゲーム)が入っている

中国のディープシーク社が安価なAIモデルを発表して話題になっている。ハイテク株主導の米ナスダックは昨晩3%の急落をした。報道によるとディープシーク社の開発費はわずか500万ドルらしい。ChatGPTを開発しているOpenAI社の年間開発費は50億ドルを超えるから1000分の1の費用で済んでいることになる。

私はAIの研究者だが、汎用人工知能(=AGI)を実現するには脳模倣タイプのメカニズムが必要だと信じている。誤差逆伝播法を用いるディープラーニングでは脳の模倣はできないと考える。生物脳は誤差逆伝搬をしないからだ。つまりディープラーニングをいくら研究しても汎用人工知能は実現できないと予想している。

しかしディープラーニングは自動関数生成器としては優秀だと認めている。ディープラーニングを用いたトランスフォーマーで構築した大規模言語モデルは単なる道具として使う分には役立つとも思っている。そして大規模言語モデルの学習には多大な費用が必要なことも理解している。報道によるとディープシーク社のAIは現存の大規模言語モデルAIと同等の性能があるそうだ。これはちょっと不思議だ。

すぐに思いついたのはディープシーク社のAIエンジンの中にはたくさんの人が入っているのではないかということだ。トリリオンゲームに出てきたAIセレクトショップ「ヨリヌキ」の中に凜々さんが入っていたように。

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