2024年10月28日月曜日

失敗を認めない文化なので日本は滅びる

日本の政治家は頭が悪い連中ばかりだが、それは頭の良い人がビジネス方面とアカデミック方面にしか進まなくなったからだ。彼らは政治には興味がない。彼らが政治の世界に戻ってくる可能性はほぼない。それは日本が失敗を認めない文化だからだ。政治には必ず成功する方法はなく、試行錯誤して失敗を重ねながら進むしかない。それが認められないと政治改革などしようがなく、現状維持を言うしかなくなる。現状維持を言っておけば、失敗は先人のせいだと言い逃れができるからだ。自分が失敗したことにならない。

失敗を認めない文化になったのは大和朝廷ができて官僚制が始まった辺りからだ。役人の出世が減点制によって決まるようになったのが始まりだ。一度でも失敗したら次はない分野では、挑戦する優秀な人材は育たない。優秀な彼らは失敗を繰り返しながら高みを目指せる分野(ビジネスやアカデミック)に進んでしまう。

日本でこの失敗を認めない文化が修正される気配はないので、この先も変わらないだろう。

いろいろな国へ行っていろいろな文化に触れるのは興味深い。日本もかなり興味深い文化の国のひとつだ。優秀な人がたくさんいて彼らの手を借りれば国が発展できるのに、国民の意思で彼らを排除してしまうという不思議な文化だ。未来の歴史書に特異な自滅例として記されるだろう

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