2024年10月20日日曜日

日本が衰退することは盤石である

私が一目置いている小幡績教授が経済政策の提言をしていた。各項目の根拠はリンク先を読んでいただきたい。私は1,2,4番目の提言には賛成だ。
  1. 各種給付金は、すべて望ましくない。
  2. 同様に、すべての物価対策のための現金給付、補助金、たとえば、ガソリン、電気料金などの補助も一切無駄である。
  3. 消費税減税、廃止はありえない。
  4. 教育、授業料無償化は最悪。教育格差を拡大する。逆効果である。
小幡教授の提言に沿った政策が実行されれば、日本経済はよくなる可能性がある。ところが、これらの提言(3番目は除く)が採用され、実行される可能性は1%もない。つまり日本経済の衰退・没落は決定的である。この判断に関しては何の不確定要素もない。

自分や家族の将来を良いものにするためには、将来の予測をしなくてはならない。予測は難しいので外れることもある。外れた場合のことも考えて複数の行動計画を用意するのが普通だが、こと日本経済に関しては間違いなく衰退するので、それを前提に行動計画を考えればよい。これは将来の行動計画を立てるにあたってはかなり助けになっている。

自らが破滅に突き進んでいるのに、それに気づかずスマホを見続けて歩いている愚かな国民とその国民が選んだ愚かな政治家。このバカさ加減はカルト宗教に近い。日本は興味深い例のひとつとして歴史に残るだろう。

第二次大戦のミッドウェー海戦で負けたとき、大本営は完勝したと嘘を発表した。戦後、大本営発表は当時の軍部の愚かさを表す言葉として定着した。しかし私の観測では日本人ひとりひとりが自分の失敗を認めない性質を強く持っている。大本営発表は当時の軍部だけが持つ性質ではなく、2000年前から現在まで日本人に深く根付いている性質だ。日本人は失敗を認めようとしない。だから悪い状況を改善することは決してできない。

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