2024年9月8日日曜日

認知症になるかどうかと寝たきりになるかどうかは子供のころに決定している

世界中で健康寿命が伸びている。日本も健康寿命は伸びていて、寿命との差は以前は12歳あったのだが10.6歳に縮まった。10.6歳は世界と比べてすごく良い訳ではないが、すごく悪い訳でもなく標準的な数値だ。しかし認知症になる人の割合は世界でいちばん多く、寝たきりになる人の割合も世界でいちばん多い。しかもそれらの割合は50年前から増加し続けている。つまり日本の高齢者の人としての生の質は世界一悪い。この問題を解決するために高齢者の医療を改善しようと努力する人もいるが、残念ながら的外れな努力だ。認知症になる人も寝たきりになる人もそれは子供のころに決まっている。これは教育の問題なのだ。

前にも本ブログで書いたが、日本人は人の生きる意味をまともに考えたことがない人が多数派だ。日本以外の国の人に生きる意味を問うと「自分がよく生きる」「他人のために生きる」などと普通に答える。日本人はこう答える割合がいちばん小さい。自分がよく生きるとは、金持ちになるとか権力を持つという意味ではなく、自分にとって価値があることを懸命に行うという意味だ。価値があることは人によって違う。日本人がよく生きることができないのは、自分にとって価値があることは何かを深く考えないからだ。これは親の教育や学校の教育が悪いのでこうなってしまっている。日本の教育は全て「他人と同じようにせよ」「他人と価値観を同じにせよ」だ。これでは自分にとって価値があることは何かを考える子供は育たない。そのまま大人になって、他人がやるようなことをする、人から言われたことをするだけの人生を過ごす。哀れなことに定年退職して仕事がなくなるとすることがないと言い出す。することがあるという連中も、他人がするような趣味をまねしているだけ。それでは人として生きているとは言わない。これは定年退職してからのことだけを指しているのではない。子供のころから人として生きていないのだ。こういう人間(人間と言ってよいのか疑問ではあるが)は認知症になりやすいし、寝たきりになりやすい。頭を使わないし向上心もないから当然のことだ。

日本人のこの性質は為政者にとっては理想的だ。非常に統治しやすい。間違った政策でも疑うことなく従うからだ。あまりに統治しやすいので、為政者も工夫や努力をしなくなって時を経るにつれて為政者の質がどんどん下がってしまった。今の日本の政治家が全員無能なのは、無能でも十分に統治できるからだ。

また日本人のこの性質は産業にも有利だ。優秀な社長の方針のもと、社員が一丸となって目標に向かってゆけるので成果が出やすい。ところが、優秀な社長もいつかは引退する。次の社長は他人と同じようにする連中の中から選ぶしかない。当然優秀なやつはいない。するとだんだん会社は傾いてゆく。これも仕方ないし当然のことだ。こうならなかったらそれはとても珍しいことだ。

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