1943年7月7日、ルーデルは37mm機関砲を両翼に付けたスツーカJu-87Gでソ連のT-34戦車を攻撃した。ソ連側の記録ではこの日は12両のT-34が撃破されたとある。スツーカの37mm砲は片側12発しか弾を搭載していない。37mm砲は1秒間隔くらいで連射できるが、単射もできる。飛行機のバランスが崩れるので片側だけ撃つことはできない。12回しか射撃できない機関砲で12両の戦車を破壊したということは12回単射で攻撃して全て命中させたことになる(左右2弾のうち少なくとも1弾は命中したはず)。単射で全て命中はあり得ない(あのルーデルならあり得るかもしれないが)。この日の出撃は同僚と一緒に飛んだのか、あるいはルーデルは(いつものように)複数回出撃したかだろう。
この日より後の戦闘のルーデル機のガンカメラでの射撃映像を見たことがあるが、1両の目標に命中させるのに2射か3射しか必要としていなかった。神業だと思ったのは初弾が遠弾だったときに、機首を下げて照準を合わせなおしていたことだ。急降下ではないにしろ地面近くを降下中にさらに機首を下げるとかどんだけ胆力があるんだよとあきれた。
0 件のコメント:
コメントを投稿