2024年5月15日水曜日

外国人にも日本人がぼうっと生きているのが分かるようだ

妻が読んだネットニュースの内容を聞いた。日本で暮らす外国人の感想だ。「何も心配しないで生きていける日本だがこの環境に長くいると緊張感を失い母国に戻ったときに生きていけるか心配になる」だそうだ。やはり分かる人には分かるようだ。

2100年前には世界で最も優れた文化を持っていた中国が三流国に転落したのは秦の始皇帝が全中華を統一してそれまでよりは平和になったのが始まりだ。中国の紀元前の軍隊は18世紀の大北方戦争時の大国だったスウェーデン軍やロシア軍と戦っても普通に勝てるくらいだった。つまり世界に比べて2000年は進んでいたのに、今は見る影もない。

中国が没落した後に世界の文化の中心となった国はオスマン帝国だが、ここも平和が続くと堕落して、文化も技術も格下であった欧州に戦争で負けて没落した。

欧州の連中の文化や技術が進んだのは、紀元前から現代まで戦争をし続けているからだ。彼らは最初はアホだったが戦争をし続けた期間に比例して少しずつ外交の手腕と科学技術が向上してきた。正に「継続は力なり」である。

ほぼ同じ人種である中国人、朝鮮人、日本人が等しく堕落しているのに、同じ人種の台湾人だけはまともな思考ができるのは、他国と争いの種を抱えて考えながら暮らしているからだ。

欧州人も日本人も台湾人も戦争のない平和な世の中を夢見ている。その夢がかなったときが没落と亡国のはじまりというのがなんとも皮肉だ。欧州人と台湾人は運悪く(良く?)戦争とは縁が切れないから成長を続けられている。

平和な世の中であっても緊張感を失わずつねに考え続ける人間で構成された国でないといずれ滅びるということだ。そんな人間は100万人に一人しかいないので国を構成することはできない。偶然そのような人間が集まって国を作れたとしても、その人間の子孫が同じタイプの人間になるとは限らないのでいずれその国は滅亡する。つまり平和を維持しつつ長く続く国は原理的にあり得ない。戦争反対とバカのひとつ覚えのように叫ぶ人間は、国を滅ぼしたいと言っているのと実は同じだというのが興味深い。

昔見た漫画でトレーズ・クシュリナーダという貴族が「戦う姿勢こそ人が生きる意味だ」みたいなことを言っていてとんでもねー奴だと思っていたが、彼こそが世界を唯一わかっていた人間だった。

チコちゃんは「ぼうっと生きてんじゃねえよ」が決め台詞だが、チコちゃんとトレーズ閣下が同じ思想であったとは感慨深いものがある。

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