2024年2月21日水曜日

FIREに憧れる人が多いのはよいことだ

FIREが流行りだが、言葉の元であるFinancial Independence, Retire Earlyからわかるように外国から来た言葉だ。日本人だけでなく外国の人も働かないで好きなことをしたいと思っている。好きなことをするためには時間が必要だが、働いているとその時間が消費されてしまうので、みな働かずに済むFIREを目指すのだ。

FIREを達成した人は世界でも日本でもたくさんいるのだが、その人たちのその後の生活を知ることは第三者には難しい。ネット記事で読んだ数十名の人の生活の様子をみる限り、みんな楽しく暮らしているようだ。中にはお金がなくなってやむなく仕事に戻った人もいる。また、することがなくなって仕事に戻った人もいる。

残念なのは後者のすることがなくなって仕事に戻った例だ。似た例として、定年退職後にすることがなくなって暇をもてあます人がいる。子供なら好きなことをしてよいと言われたら好きなことをし続けるが、大人は好きなことを我慢して長時間過ごしてしまうと好きなことを忘れてしまうようだ。なんと哀れなことか。食べて寝るだけの暮らしは人として生きているとは言えない。そうならないために若い頃からFIREを意識して、FIRE後の暮らしを思い描くのはよいことだと思う。

私はやろうと思えばFIREできるが、仕事はやめない。私は「好きなことをしてよい」と言われたら一日中今と同じことをする。仮説を思いつき、実験計画を立て、実験してそれを確かめる。うまく行ったら自慢する(=論文を書く)。私の場合は好きなことは研究だ。研究したくて研究者になった。つまり子供のころから今までずっとFIRE済み状態なわけだ。

好きなことを仕事にするなんて境遇はよほど運がよくないと手に入らないことは承知している。運は努力や才能はほとんど関係ない。身も蓋も無い言い草だが、運は天が決めたことだ。親ガチャ、国ガチャは実際にある。私は親ガチャはひどいはずれを引いたが、そのはずれを吹き飛ばす強運を持っていた。誰が運を授けてくれたかはわからないが、そういう存在がいるのなら感謝するしかない。

運に関しては仕事云々よりもいちばん感謝したいのは、私がキリコ・キュービー並みの不死身の身体を持っていることだ。健康で長生きできなくては好きなことを楽しむ時間が足りなくなってしまう。1000年生きても時間は全然足りないのだが、せめて120歳くらいまでは好きなことをして生きたいものだ。ガンを自己の免疫力で治す私の身体なら、おそらくその願いはかなうと思う。

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