2023年10月31日火曜日

金持ち喧嘩せずのいきつくところ

イトキンポイントという衣服に使えるポイントがある。その14000円分のポイントがもうじき期限が切れてもったいないという理由で妻が買い物にでかけた。以前からおしゃれ水着が欲しいと言っていたのでそれを求めに行った。お店でよいと思うのがあったと試着した写真がmessageで送られてきたので、吟味の結果「似合う」と返事したら、買うことになった。ところがポイントは実店舗では使えないことがレジで判明したそうだ。オンラインショップでないと使えなかったらしい。なので今回の買い物ではポイントは使えずにクレジットカードで払ったと連絡があった。「お店で良いと思う服を見つけてサイズが合うのも確認したので、家に着いてからオンラインショップでポイントを使ってそれを買っていい?」と聞かれたので「いいよ」と返事をした。

結婚して間もない30年前だったら、14000円分ものポイントを無駄遣いすることになったら、私は怒っていたと思う。しかし今は妻を悲しませないためだったら100万200万のお金を使ってももったいないとは思わない。妻が道でうっかり1億円落とした(そんなにたくさんの現金は重くて持ち運べないというのはおいとく)と言っても、「あらら」で済ませる。お金は自分と周りが快適に過ごすために使うのがいちばん価値ある使い方だ。

兆円レベルの資産を持っている人でも、お金をうまく使えていない人は多い。1兆円持っていてもその使い方の考え方が貧しい人と、1000円しか持っていなくてもその使い方の考え方が豊かな人では、後者の方が幸せだ。ここまで分かると結論は見えてくる。人生の幸せにお金の多寡は関係ない

お金がないうちからこれに気付いた人がいちばん幸せだ(賢者レベル)。お金をたくさん持ってからこれに気付いた人はまだマシだ(凡人レベル、私はここ)。お金をたくさん持っているのにこれに気付いてない人はお金がなくて不幸せだと思っている人と本質的には同じ(愚者レベル)だ。

自分がそうだったからそう思うのだが、この状態に到達するのには一度お金を使いきれないくらいたくさん持ってみないと難しいだろう。お金持ちにならないと、お金があれば解決できる問題とお金では解決できない問題との切り分けができないからだ。お金が役に立つのはお金で解決できる問題に限定されることに気付けば、お金の限界が見える。お金の限界を知るからこそ、お金の有効な使い方がわかってくる。釈迦が若くして悟れたのも、彼がもともとお金持ちだった部分が大きくて、彼が貧乏人だったら悟るのに10年は余計にかかったのではないか。

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