2023年9月22日金曜日

Mac OSのマルチディスプレイUIが優秀

macintoshはしょっちゅう落ちて仕事マシンとしては使い物にならなかった漢字Talkの頃からUI(ユーザーインタフェース)だけは良かった。その伝統は最新のmacやiPhoneにも受け継がれている。

以前はディスプレイを4台横に並べて作業していたのだが、キーボードショートカットで仮想ディスプレイを切り換えて使えば4台でも1台でもそれほど違わないことに気づいてmac proからmac miniに買い替えたときにディスプレイを1台に減らした。1台でもおおむね快適なのだが、何かの資料を見ながら別の文書を作るときはディスプレイは複数台あった方がよいので、そんなときだけUSB-C接続のIO DATA EX-LDC161DBMをつなげるようにした。

気になったのはメインの仮想ディスプレイ(私は7枚)と外付けディスプレイの切り替えUIだ。マウスカーソルを動かしてメインディスプレイと外付けディスプレイの間を行き来するのは良いが、外付けディスプレイが存在するときに仮想ディスプレイのキーボードショートカットを使ったらどの画面が表示されるのか?これでユーザーが操作に混乱したら外付けディスプレイをつけて快適性を上げる目的が達成できない。

心配しながら使ってみたが、杞憂だった。仮想ディスプレイはメインディスプレイに限定されて動く。マウスカーソルが外付けディスプレイにあるときは、仮想ディスプレイのショートカットは効かなくなる。考えてみればいちばんシンプルな方法だが、シンプルゆえにユーザーは混乱することなく使うことができる。macのUIがシンプルで使いやすいのは40年近く経っても変わっていない。

仮想ディスプレイでなくステージマネージャーでも似たようなことができるのだが、私はステージマネージャーは使っていない。ステージマネージャーではウィンドウというかアプリの切り替えにマウス操作が必要となる。私は図を描くとき以外はキーボードだけで仕事をしたい。なのでステージマネージャーはあまり便利とは思わない。と書いた後、きっとステージマネージャー用のキーボードショートカットが用意されているだろうと調べてみたら、けっこう便利なキーボードショートカットがいろいろあることを知った。それらを使ってもマウス操作から完全に解放される訳ではないが、もしかしたら今後はステージマネージャーを使うようになるかもしれない。

macを愛用しているのにマウスを嫌うとはこれいかにと思うが、macintoshを使い始める以前にテキストターミナルであれこれするという大型機とunixミニコンの文化に染まっていたのがそのままになっているからだ。本気で比べるとマウスを使わない方が仕事は早くできるし。linuxもX windowシステムはほぼ使わない。GUIを使うのは図を描いたり、pdfをみるときくらい。

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