- 日本人の個人金融資産2000兆円のうち1100兆円は預貯金だ。その1100兆円の預貯金のうち1067兆円が円建てで、33兆円が外貨建てである。
- 資産を守るために円を外貨に換える動きが若い世代を中心に起こり始めた。
- 日本人は同調圧力が強いので、今後なんかのはずみでみんなが預貯金を外貨に換え始めるかもしれない。
- 2022年は貿易赤字でドル需要が10兆円あった結果、1ドル=151円の円安になった。(日米金利差の影響の方が大きかったのでドル需要だけが円安の原因ではないが)
- みんなが円を外貨に換え始めたら、ドル需要は10兆円なんてものではなく百兆円単位だ。
- その結果とんでもない円安になるのではないか。
ということだ。
突っ込みどころはあるが、理屈の根幹はおおむね正しい。
ただし、百兆円単位の円が外貨に換わるイベントはこの先30年くらいは起こらない。個人金融資産の半分以上は高齢者が保有している。預貯金に限定すればそのほとんどは高齢者が保有している。高齢者の99.99%はバカだ。その99.99%のバカは円を外貨に換えようなんて知恵は持ちあわせていない。
私の予想はこうだ。日本人の個人金融資産2000兆円は死蔵されたまま、生かされることなく無価値になる。だからそれが外貨に換わることはない。ただし、未来に円安になるのは間違いない。円安の理由は日本経済の衰退だ。
(6月11日追記)
今日の日付でみずほ銀行のアナリストが私が最初に読んだ記事と同じ内容の記事を発表していた。議論の運び方は違うが、結論は同じだった。私は日本人の預貯金が外貨に換わることは30年はないという予想だが、今日のような内容の記事が十も二十も現れて、テレビのワイドショーでも話題になるようだと、近いうちに外貨に換わり始めるかもしれない。最初の記事の「同調圧力」という奴だ。そうなれば私の予想は外れたということになる。
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