2022年6月26日日曜日

第一次大戦後のドイツに学ぶインフレヘッジ

欧米ではインフレが進んでいる。日本でも原油由来の製品、サービスの価格が上がっている。インフレヘッジをした方がよさそうだ。インフレヘッジのためには、不動産、商品、株式を買っておくと良いと昔から言われる。
資産価値が保たれる不動産は都会、特に東京都心に限られる。駅までの距離や、標高も価値に大きく影響するが、山手線の内側を買っておけばそのあたりを無視しても何とかなるだろう。
商品と言っても、原油などは保管できないので使えない。基本は貴金属だ。金はインフレヘッジになる。何十年も持つつもりなら現物を自宅の金庫にしまっておくのでよい。売るときに鑑定を省略できる倉荷証券をちゃんとした保管先に預けるとかなりの保管料がかかりコスト的に不利になる。倉荷証券で保管するくらいなら、先物を買って毎年ロールオーバーするほうが維持費が安い。ロールオーバー時の損益は確定申告しておくと、異なる年の損と益を3年なら通算できる。
株式はインフレヘッジになる。米国の株価は30年で約10倍になった。それに対し、米国の物価は30年で約2.5倍にしかなっていない。株を買っておけば、十分なインフレヘッジになった。
そして第一次大戦後のドイツの例がある。第一次大戦で負けてドイツは無茶な賠償支払いを課せられた。そのためドイツはハイパーインフレになり、物価が約1兆倍になった。お札はゴミになった。そのとき、ドイツの株価は約2兆倍になった。やはり株式はインフレヘッジになったのだ。
日本の株式は上がらないのでインフレヘッジのイメージは湧きにくい。それはそうだ。日本はこの30年ずっとデフレで物価が上がらなかった。株価も30年単位でみると横ばい。今後日本の物価は今の1.2倍くらいには上がるかもしれない。そうすると株価も1.2倍くらいにはなるのだろう。1.2倍程度のインフレだとヘッジしなくても良いような気はする。心配なら株式を買っておくのも良いだろう。

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