2022年3月24日木曜日

日本の原子力発電が石炭発電に変わってしまった

原子力発電は1995~2000年は日本の電力の1/3を発電していた。このグラフ参照。2011年の福島原子力発電所の事故(私は人災だと思うが、後述)により次々と原子力発電所を停止させ、今は数%しか発電していない。グラフを読むと原子力発電が抜けた後を担っているのがなんと石炭発電だ。地球温暖化で迷惑している人が聞いたらカンカンに怒りそうだ。
ヨーロッパの国々は原子力発電を効果的に取り入れている。あそこは地震が少ないから安心なのだが、福島の原子力発電所も地震には平気だったので日本がすごく不利という訳じゃない。福島の原子力発電所は津波による水没が原因で事故を起こした。それなら電源や制御機器を水没から守れば良いとならずに、単に原子力発電所を止めて済ませてしまったのが日本の愚かさだ。
日本人は核分裂と核融合の違いも理解せずに核と聞いただけでヒステリーになる連中が多いので、今後原子力発電が核分裂から核融合に移行したとしても反対するのだと思う。情けないことこの上ない。

以下余談
福島の発電所が水没で電源を失い、停止した原子炉の冷却水を冷やせなくなったとき、とるべき手はあった。非常用復水器を利用することと、プログラムを書き換えて発電タービンを冷却のために回すことだ。私は冷却系が止まったと聞いたときに後者を主張したが、それを理解できる人はおらず、やがて水が蒸発してなくなってしまい、ついにはメルトダウンした。
復水器は蒸気機関車にもついている。熱くなった水蒸気からエネルギーを奪い水に戻す機械だ。福島の原子力発電所の一号機だけは非常用復水器がついていた。しかし、発電所員は仕組みを理解しておらず使いこなせなかった。
発電タービンを回すのは誰も思いつかなかっただろう。原発の制御プログラムは制御棒を最大に突っ込んで核反応を停止させた後に、さらに発電タービンを回すようには作られていない。だからそのままでは発電タービンを回すことはできず、プログラムの改変が必要だ。理屈は、炉心が持つ熱エネルギーを発電タービンを回すことで消費発散させれば炉心の温度が下がるというもの。通常状態の発電と違ってなめらかに水が循環するかどうかは怪しいのだが、これを無理やりやったからと言って水の圧力が上がって爆発する心配はない。とにかく炉心の熱を外に取り出してやるということが重要だ。これも電源が喪失していれば、制御装置が動かないため、そもそもできないかもしれない。しかし、外部から電源車などで電源を供給するとか、発電タービンが発電した電気を使う形に回路を改変するなど方法はある。何らアイディアを考えず、温度計と圧力計と水の残量を見ていただけの発電所員は頭が悪いと思う。
バカ首相が余計な口をはさんで妨害したのは事実だが、頭が良ければバカの言うことなど耳を貸さずに合理的な判断ができたはずだ。1970年のアポロ13号の事故のときは、頭の良いNASAの職員がアイディアを出して危機を乗り切った。最後の最後には、原理を知り半田ごてと溶接機(アポロ13号のときはハサミとビニールテープ)を使いこなせる人が強い。

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