2021年11月20日土曜日

LIFE SPAN 老いなき世界

デビッド・A・シンクレア博士の著書を読んだ。数十年来の疑問が解けた。私がなぜ若いかだ。私は60過ぎの老人だが、見た目は40代。運動能力も40代。タニタの体組織計では体年齢44歳と表示される。特に若返りのための施策はしていない。3日3晩徹夜して読書したりとか、アイスクリームを連続6個食べたり、1日中椅子に座りっぱなしとか身体に悪いことをしばしばしている。なぜ年をとらないのかずっと疑問だった。遺伝かとも思ったが、兄弟姉妹も両親も祖父母も普通に年をとっているから違う。
答はサーチュイン遺伝子だった。サーチュイン遺伝子は寒さに身体をさらしたり、空腹だったりすると活発化するらしい。以前書いたが、私に子供の頃寒さに身体をさらす生活をしていた。12歳から18歳の間、新聞配達をした。冬は氷点下になる地方だ。自転車で配った。手袋は風を防がない軍手のみ。冬の間の2,3か月は毎朝氷点下の風の中で3時間過ごした。指は凍傷になり腫れ上がり、細かい物をつかめなくなって、学校では鉛筆を持つのに難儀した。しかし、それが良かったらしい。サーチュイン遺伝子を活発化させるこれ以上の方法はないだろう。その6年間が私を半不死身にした。他にも不思議はあった。傷や骨折がやたら早く治る。マラソンを走った10分後には、もう1本走れるだけの体力が戻る。何か変だなとは思っていた。そうそう、先日のコロナワクチン接種で事故に会い、MRI検査の結果重症のSIRVAと診断された。医師からは全治数か月から1年と言われたのだが、一週間後に痛みはひき、医師を驚かせてしまった。この治り方はキリコキュービー並だ。
しかしまずいな。これでは長生きしてしまう。日本は30年後にはグダグダになってしまうのは間違いなく、私はその様子は見たくない。とっとと死んで見ないで済ますつもりだったんだが。
サーチュイン遺伝子が気になったのでさらに調べた。老化は防ぐが傷の治りを早くする作用はないみたいだ。じゃあ、私の身体はどういう理屈で傷が早く治るのか。まだまだ疑問は尽きない。

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