2021年11月12日金曜日

俺のベーカリーの食パン ファミリーマートで復活

以前、用賀駅から徒歩4分の場所に俺のベーカリーができてうれしいと書いた。2019年の暮れだった。買いに行くとたいてい他のお客もいたので、経営は大丈夫だろうと思っていたが閉店してしまった。開店すぐは3種類の食パンが買えたが、その後1種類だけに減ってしまっていたので、もしかしたら経営に苦労していたのかもしれない。
他にも俺のベーカリーの店はあるが、電車に乗ってまで食パンは買いに行かない。もう俺のベーカリーのパンを食べる機会はないかなと思っていたらファミリーマートで見つけた。「究極のしっとりもっちり食パン」という名前で、俺のベーカリーが監修だそうだ。セブンイレブンの金の食パンと同じ価格帯。食べ比べてみたら、どちらもおいしいが、生で食べるならファミリーマート、トーストするならセブンイレブンという感じだった。ファミリーマートのは本当にしっとりもちもちだ。
新型コロナが流行していた最中、桜新町に「おやつやさん」ができた。桜新町駅から徒歩5分。客単価は1000円超え。高いが、いつ行っても行列ができている。しかも週休3日という殿様商売。用賀の俺のベーカリーみたいに閉店すると寂しいなと思っていたが、1年経ってもちゃんとやっている。良かった。そして驚いたのはおやつやさんの道の向いにも行列ができていた。「タケノとおはぎ」というおはぎやさん。食べログで調べると2016年からそこにあったそうだ。そうだとしたら何百回と店の前を通ったはずなのに、なぜ気付かなかった?ここのおはぎは小さいのが1個300円くらい。これで行列ができるのだからすごいなと思った。先日店の前を通ったときも3人待ちだった。平日なのに。
新型コロナが流行しなくても、経済格差は徐々に広がっていったと思う。売れる商品は富裕層向けと低所得者層向けに二分されている。何かモノを売ろうと思うなら、フェラーリみたいな付加価値の高いものを少量生産でいくのが今は正解みたいだ。俺のベーカリーは富裕層向けだから経営は大丈夫だろうと思っていたが、用賀ではなぜかダメだった。俺のベーカリーもさらに材料を奢って1本2000円みたいな食パンにした方が良かったかもしれない。用賀という立地がダメだっただけかもしれないが。

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