しかし、今回のFNNプライムオンラインの記事は、ちょっと雰囲気が違う。半分キレているような言い方だ。キレているというより、呆れているという方が正しいか。気持ちはすごく分かる。ずっと中小企業の生産性を上げよ、最低賃金を上げよと言い続けてきたのに、30年間日本は何も変わらなかった。そしてこれからも変わる気配がない。たくさんの他国に経済的に追い抜かれ、どんどん貧乏国になっている。その理由が、日本人がそうしたいからそうしているという自業自得なのだ。これでは呆れられても仕方がない。
問題はただ一つ、商品やサービスに正しい値付けをしていないことだ。アメリカや中国でビッグマックを買うと日本の2倍の価格だ。しかし、誰も文句は言わない。それが適正価格と理解しているからだ。ビッグマックがきちんと高いおかげでマクドナルドで働く人の給料は日本より高い。給料が高ければ消費をする。その消費のおかげで他の分野の企業の業績も上がる。国の税収も増える。全員が豊かになる。だから日本以外の国は品物の値段を上げていくのだ。
簡単なものの道理が分からないのは日本のお家芸。それで第二次大戦も負けた。こんどは経済的に負け戦だ。私は意味不明のバカに同情するほど暇じゃない。日本人が貧しいままでいたいというなら、そうすればいい。
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