その後、ネット銀行が増えてきて競争状態になった。まず利率競争が始まった。普通預金の利率では最初は住信SBIネット銀行のハイブリッド預金が一番だったが、今は楽天銀行が一番で0.1%だ。メガバンクだと利息なんて年に数十円しか付かないのに、楽天銀行だと普通預金で1万円近く付く。この差は大きい。あ、使う予定はないが、楽天銀行より利率が高い地方銀行があることは知っている。
利率競争が一段落すると、今度は他行宛て振り込み無料回数競争が始まった。住信SBIネット銀行が月に10回まで無料という大盤振る舞いをして、これが一番かなと思っていたら、auじぶん銀行が月に15回まで無料となりトップを奪った。月に15回も振り込みする人なんていないでしょ、意味ないでしょと思う。しかし、銀行もそれが分かっていて単に回数を増やして他行と差別化しようとしているだけだと思う。
それでも利息はいいわ、振り込みは無料だわ、コンビニのATMで手数料無料でお金をおろせるわでネット銀行の利便性は圧倒的にメガバンクを上回る。もうメガバンクに口座を開いておく意味はなくなった。たぶんメガバンクはなくなるだろうな。
うちの会社も最初は給与振り込み先は本社の隣に本店があるメガバンクに固定だった。入社時にそのメガバンクの口座を強制的に作らされた。もちろん、その時代にネット銀行なんてものはなかった。しかし、かなり前に給与振り込み先の銀行を各自が自由に選べるように変わった。私は給与振り込み先をネット銀行に指定して、使わなくなったメガバンクの口座は廃止した。口座を廃止するときは、その口座を開いた銀行の店舗に実際に行かなくてはならず難儀した。これだからメガバンクはだめだよなと思った。ネット銀行の口座を廃止する予定はないが、もし廃止したくなったら口座内のお金を全て他行へ振り込んだ後、インターネットで廃止手続きするだけで済む。この方が利用者も銀行側も手間がはぶけていい。何もかもネット銀行の圧勝だ。
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