以前読んだインフルエンザと新型コロナの死亡率を比較した論文に、黒人の方が白人より死亡率が10ポイント高いという表が載っていた。これはアメリカ人で退役軍人という条件下での比較だ。この差は人種の差とも考えられるのだが、受けられた医療の質が違うのではないかとも考えた。そうなると日本が先進国の中でも死亡率が低い(死亡率がゼロに近い台湾やシンガポールの人からは笑われそうだが)のは、医療の質が高いからではないか。医療体制が優れているせいもあるが、同じように体制的に優れているドイツに比べても死亡率が低いのは、医療関係者の質が高いからではないか。なぜ質が高くなるかと言うと、それは命を救いたいという志が高いからだ。志なんて今の技術では計測不可能な指標を持ち出しても、科学的に証明しようがないので、トンデモ理論だと言われるのは承知している。私はジムで週3トレーニングしている割には身体が弱いので、ほぼ週一の割合でいろいろな科の医院に通っている。どの医院でも医師と看護師のホスピタリティが高いのにほとほと感心している。看護師さんの給与がかなり低いことを知っている。医師も高給取りばかりではない。それなのにあのように一生懸命働くのは志が高いからとしか思えない。以前話題になったファクターXというのは医療関係者の志ではないかと思うこのごろだ。彼ら彼女らの志に甘えてばかりではいられないので、給与を上げろよと思う。保険の点数をいじるだけで済むのだから簡単だろう。財源は輪転機でお札を刷ればいい。日本とアメリカだけはMMT理論が適用されるのだから、お札は刷り放題だ。菅総理は見た目はぱっとしない老人だが、前例にとらわれずに新理論を導入するのに抵抗が少ない珍しい老人だ。MMT理論に従い、お札を刷ってくれるのではないかと期待している。
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