2021年1月12日火曜日

火力発電所の電気で電気自動車を走らせる事のバカさ加減

欧州や中国でガソリン車を廃止して電気自動車だけにしようとしている。それに追随しようとしている国もある。どうも二酸化炭素排出を減らすのが目的らしいのだが、減らないことが分からないのだろうか。ノルウェーのように国内消費電力の100%を水力発電でまかなっている国なら電気自動車にする意味はある。しかし、中国のように石炭の火力発電でほとんどの電気を作っている場合は、二酸化炭素を発電所で出すか車で出すかの違いで、二酸化炭素排出量は減らない。正確に言うと石炭の方が得られるエネルギーに比べて二酸化炭素を出す割合が多いので、ガソリン車を止めて電気自動車に変えるとかえって二酸化炭素排出量を増やす。中国は電気自動車化でガソリンより安い石炭で車が動くようになるのを目指している。二酸化炭素は以前より多く出す。中国はそれを気にしない。しかも電気自動車なので二酸化炭素対策をしているようによそおえる。こんなペテンにひっかかるバカがいるとは情けない。

フランスは80%が原子力発電なので電気自動車は意味があるが、原子力発電を止め始めているドイツの場合は中国と同じで意味がない。二酸化炭素排出を減らしたいなら電気自動車を作るより、火力発電を全廃するのが先だろう。なぜこんな小学生でも分かるような理屈が分からない大人が増えたのか。

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