2020年12月6日日曜日

昭和天皇の真実

平成と令和の天皇陛下は人柄が良いので国民の人気が高く、皇室の存続に反対する人はほとんどいない。私も皇室はなくてもいいけど、存在しても(それに何十億円もの税金が使われているのは知っているが)かまわないと思っている。しかし昭和天皇は別だ。地獄に落ちやがれというか多分もう落ちているだろうが、そう思う。

第二次大戦の対米開戦に昭和天皇は反対だったと聞く。反対なら反対だと言えば良かったのに、そう言うと軍部に殺されると思って反対しなかった。2.26事件もあったことだし、殺される可能性があったのは事実だろう。しかし、戦争になったらたくさんの国民が死ぬ。しかも米国に勝つ可能性など万に一つもあり得ない。もし、天皇が開戦を認めず、そのために軍部に殺されるようなことがあったとしても、天皇を神として奉っていた日本国民が軍部を許すはずもなく、対米戦は発生しなかっただろう。昭和天皇は身を賭して何百万人もの国民を守った英雄、真の名君として長く歴史に語り継がれただろう。だが自分の命惜しさにそれをしなかった。noblesse obligeの正反対のことをやってのけた。

そしてその後にも酷いことをしている。日本が負けまくって東条英機内閣も失脚してもうダメだとなったとき、さすがのアホ軍部も講和止む無しと思った。そして天皇に今すぐ講和するか、もう一戦して勝ってから有利な条件で講和するかを聞いた。昭和天皇は愚かにももう一度勝ってから講和しろと決断した。その後、東京空襲があり、沖縄戦があり、戦艦大和沖縄特攻があり、たくさんの特攻機が出撃し、広島と長崎に原爆が落とされて、ソ連が満州と北方領土の攻め込んできた。その後の死者は100万人を超えた。すぐに講和していれば、100万人以上の国民が助かった。実は天皇の決断には自分勝手な理由があって、当時のアメリカ世論は戦争が終わったら天皇を死刑にすべきという意見が80%を占めていた。当然、宮内省もそれを知っていた。天皇にその情報を直接伝えたかどうかは分からないが、忖度はしただろう。すぐに講和したら自分が死刑にされると悟った天皇なら、無茶な継戦を決断したのも分かる。なんて自分勝手な奴だ。あの悪逆非道のヒトラーだって、負けると分かったときは責任をとって自決したというのに。

そしてぬくぬくと生き残った昭和天皇は天寿をまっとうしやがった。あんな貴族の風上にも置けない奴が畳の上で(実際は病院のベッドの上だが)死ぬとは言語道断である。こんな奴のために命を散らしていった若者が気の毒すぎる。君主や貴族がろくに働きもしないのに贅沢な暮らしをできるのは、普通の人よりはるかに大きな責任を負っているからだということが奴には分からないのか。そうnoblesse obligeだ。

大昔のことはあまり書物が残ってないから、正確なことは分からないが、100代以上いたという天皇の内、名君だったというのは数名しかいない。あとは全員、愚帝だった。君主・皇帝がバカばっかりだというのは日本だけのことではなく、人類史を通して世界共通なので日本だけが特に卑下することはないが、それにしても歴史は正確に認識すべきだ。


0 件のコメント:

コメントを投稿