不動産会社はあくどいところが多く、たいていの人が一生に一度しか不動産を売買しないため経験がないことをよいことに、ずるをしてお客からお金をまきあげようとする。私は何度か不動産を売買してやっとそのことに気付けた。
ところが、世の中には良心的な不動産会社もあって私が知っているのは2社「通販大家さん」と「楽待」だ。この2社の業務はネット中心だが、現地案内はしてくれるのでネットだからという不安はない。通販大家さんの経営方針は良心的で、自分の会社も儲かり、物件を買ってくれたお客さんも儲かる物件しか扱わない。昔はそんな物件がけっこうあった。しかし人口減のせいで、ここ10年くらいで買ったお客さんが儲かりそうな物件が激減した。通販大家さんからの物件紹介メール内に目玉となるような物件がめっきり減ってしまったことからもそれが分かる。紹介メールが減ったことからも、通販大家さんの良心的なことが分かる。お客さんが儲からない物件を無理に売ろうとはしていないのだ。このままでは良い不動産会社がいつか倒産してしまうかもしれないと密かに心配している。
ところが先日届いた物件紹介メールには久しぶりにこれはと思えるRC造りのファミリー向けアパート(17戸なのでマンションと呼ぶべきか)が載っていた。沼津市の物件だった。価格も1億円と手ごろだ。きっとたくさんの問い合わせが来るだろう。私ももうちょっと若ければ手を挙げるところだが、この物件を手放す頃(これを不動産屋さんは出口と言う)には相当もうろくしているだろうし、これまでの数少ない不動産所有の経験から、建物のメンテをとても面倒くさく感じるタイプだと自分のことが分かっていたので、手を挙げなかった。
日本の人口は近い将来8000万人くらいに減ることになっているが、持ち家志向の人ばかりではないので、賃貸物件の需要がなくなることはない。勉強を重ねて、うまくやれば不動産所有で財を成すことはできるかもしれない。でも、それは並みの勉強では到底無理で、相当の努力をしなければならない。その覚悟があるのなら、私は不動産投資をやろうとする人を止めはしない。成功するにはまず、良心的な不動産会社を探すのが第一だ。
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