2020年2月28日金曜日

株価下落はコロナのせいだけではない

日本の株価が下げ続けている。私は昨年末から年始にかけて持ち株を全て売ってしまっていて、今はキャッシュだけが手元にある状態だ。それみたことかざまあみやがれという気持ちはもちろんある。コロナが話題になる前にうまく売り抜けられたのはこれまで散々損をしたからだ。累積の損失は1億円を超える。その後の利益がそれより多いから何とかなっている。これまでのバブル弾けは全て(3回)まともに食らっていた。それでさすがに学習して、株価が下がる気配がなんとなく分かるようになった。上がる気配も分かるようになれば今後大金持ちになれるのだが、上がる気配は未だに分からない。
日本経済の問題は一言で言えば格差だ。低所得者層の給与が低すぎる。そして低所得者層の人数が増えている。低所得者層が消費してくれないから、企業の売り上げは増えない。売り上げが増えないから、経営者は労働者の給与を上げない。悪循環に陥っている。儲かっている企業が率先して労働者の給与を上げるべきなのに、そのような企業の経営者や役員は自分の報酬は上げるくせに、労働者の給与は上げない。そして余った金は内部留保や自社株買いにあてる。愚かしい。自分の欲が国を滅ぼしているという自覚がない。
この状態を打開するには政府が消費税を廃止するとか、内部留保に大きく課税するとか、低所得者層に期限付き金券を配るとかしなければならないが、それをしない。経営者と同じで政治家も自分の欲を最優先している。国のことはどうなってもよいらしい。
このありさまでは、さすがに愛想が尽きて日本株を売る気になるというものだ。たまたまコロナウイルスが押し寄せて株価を下げているが、コロナが来なくても早晩こうなっていた。それにコロナウイルスを国内に引き入れたのは安部政権だ。ウイルスの情報が入ってきたお正月には中国人の入国禁止ができたのにしなかった。国のことはどうなってもよい、自分さえ良ければよいと思っている政治家だから、いちばん悪い手を選ぶのも不思議ではない。
上に立つものが欲まみれで役に立たない(奇しくも中国共産党と同じだ)のなら、自分は自分で守るしかない。コロナウイルスしかり、財産しかり。自然に賢くなるというものだ。


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