日本経済が下り坂でも、格差はますますひどくなって富裕層の資産は増える。私は新たにビジネスを起こす気はない(お金を増やすなら投機を選ぶ)が、元手がない若い人がビジネスを起こすのなら富裕層をターゲットにするのが良さそうだ。フェラーリや高級腕時計の需要は伸びる一方だ。フェラーリや高級腕時計は時が経っても価値が減らない。場合によっては古いものが買ったときより高くなることだってある。賢い富裕層が好む訳だ。フェラーリや高級腕時計メーカーが賢いのは、たくさん注文が来てもたくさん作らないということだ。数を抑えることで価値低下を防いでいる。こんなビジネスなら経済状況に関わらず伸びていくだろう。そういえばホリエモンもワギュウマフィアという富裕層向け高級焼き肉店で成功している。彼は賢いなあ。
ファストリ社長の柳井さんやZOZOの元社長前澤さんは低所得者層向けモノ売りで成功したが、今後は低所得者層向けのモノ売りで成功するのは難しい。低所得者層にはもはや消費するお金がないから。amazonのような薄利超多売なら低所得者層向けモノ売りでも儲かるかもしれないが、これから起業しようとする人にいきなりamazonのような規模でビジネスしろと言っても無理な話だ。
2010年代になって、ニセコのスキー場が外人の富裕層向けに賑わっている。それに感化されてか島根だか鳥取に(すまん、区別がつかない)1泊20万円の外人向け民宿を作る人が現れた。オーナーは外人さんだ。必ずうまくいくとは言えないが、目の付けどころは良いと思う。
フェラーリはレーシングドライバーだったエンツォ・フェラーリが車好きが高じて作った会社だ。富裕層向けビジネスを目指すにも、まずは熱中できることを探すのが近道かもしれない。ただし、ホリエモンは焼肉好きだからワギュウマフィアを始めたのではない。彼は単にビジネスとしての観点から始めた。ああそうか、ホリエモンは「ビジネス」が好きなんだ。やっぱり好きなことを突き詰めるのが良いようだ。
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