これまで自社株買いなんて、お金が余った企業が気まぐれでやっている小規模なものだろうと思っていた。そしたら違った。2018年が6兆円、2019年が3兆円。2018年の外人の日本株の売り越しが5兆円だったから、外人の売買に匹敵する規模だ。この規模だったら株価を左右する。2020年も自社株買いは行われるだろう。内部留保や利益はたくさんたまっているが、設備投資や労働者の給与にそれを振り向けようとする経営者は少ない。それで自社株買いをする。日本経済は下り坂だが、自社株買いをした企業の株価は一時的にせよ上がる。上がるのならと買いで入る投資家もいるかもしれない。下り坂だからと売り一色にはならない。売りも買いもできる。株式投資家が暇を持て余すことはなさそうだ。
興味が出たので調べたら米国の自社株買いの規模は年88兆円だそうだ。日本の10倍以上だ。米国株が上がるのもうなずける。そうすると、今の米国株はバブルじゃないか。自社株買いを止めてしまうと下がるのじゃないか。過去に自社株買いを止めたらどうかなったというデータがないのでそのときになってみないと分からないが、普通に考えたら株価は下がる。急激に下がるのか、徐々に下がるのか、下がった後持ち直すのか。予想もつかないが、考えるのは面白い。S&P500が下げたら、資産の1/2くらい突っ込んで買おうと去年から思っていたが、そのときは意外と早く来るのかもしれない。リーマンショックのときの667までは下げないと思うが、1000を割ってくれると買いたくなるなあ。
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