kindle unlimitedでタダで読めるので、堀江貴文氏の「ハッタリの流儀」を読んだ。ページ数の少ない本であっという間に読み終えた。とても読みやすい。読むのに他の知識が要らない。堀江氏のメルマガは読者がたくさんいるそうだが、その理由が分かる。読むのに努力が要らないからだ。堀江氏は優秀な人だということは知っているが、大衆(あえて愚衆と呼びたい)に受けるプレゼンの才能は特に素晴らしい。資本家が愚衆から労力や財産を搾取する場合、愚衆が進んでそれをやるように仕向けるのが常套手段だ。堀江氏はそのような愚衆を育てる方法をよく知っている。愚衆を育てると肥え太るのは資本家だけで、社会状況は悪化していくだけなのを堀江氏は分かっているが、それを否定せず推し進めている。悪党であるのを隠さないのは潔いと言える。
もしかしたら、堀江氏も昔は社会を良くしたいなんて希望を持っていたのかもしれない。でも、社会を構成している人間の多数が愚衆であることに直面して、こいつらを長生きさせてもあまり意味がないと達観したのかもしれない。それはその通りなんだが、愚衆でない人も少ないが居るのは意識していなければならないと思う。
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