2019年9月16日月曜日

映画 ホワイトタイガー

2014年のロシア映画。主人公はT-34/85にのるソ連戦車兵。ドイツの白いタイガーI戦車と戦う。CGは使われていない。本物のT-34/85が10両くらい出てくる。ガンガン走る。泥道を走り、森の中で立ち木を突き倒し、木造家屋に突っ込んで家を崩壊させる。あげくに戦車に火をつけて燃やす。ロシアには稼動するT-34/85がたくさんあるからできる芸当だろうが、戦車ファンからみると「なんともったいない」。おかげで大迫力の映画になっている。タイガー戦車は動くものは世界に1台しかないので使えない。映画ではスターリン戦車に鋼板を張り付けてタイガー風にした戦車が使われていた。元がスターリンなので横から見ると砲塔がやたら前にあって不自然だが、正面から見ると驚くほどタイガーの特徴を捉えていた。ちょっと見には本物に見えた。
ストーリーは無敵のタイガー戦車と主人公のT-34/85が戦うというもの。ソ連の将校の話では「タイガーは量産型ではない」「装甲が強化されている」「エンジンは700馬力」とか。どこかで聞いた話だ。それに対抗するためT-34/85は装甲と火砲を強化は良かったのだが、射撃安定装置を搭載し走行中でも撃てるようにしてしまった。すごいな。
ロシア映画だが、タイガーは撃破されずに消えてしまった。そして主人公の乗るT-34/85も消えてしまう。不思議な話だった。

0 件のコメント:

コメントを投稿