2019年8月29日木曜日

1日の生活サイクルが36時間

長い休みだとできるのだが,24時間起きて12時間眠ると思考活動の効率が良い.身体には悪いような気がするが,頭を使う仕事をしているので上記の生活パターンがとれるときは貴重だ.なぜこうなるかはだいたい想像がつく.起きて考え事をしていると脳に疲労物質(アミロイドβタンパク質)が蓄積されていく.これが溜まりすぎると考えるのが億劫になり眠くなる.脳の疲労物質タンクのキャパには個人差があって12時間起きていると眠くなる人や,私のように24時間起きていないと眠くならない人がいる.キャパの大小と賢さは関係ない.ガソリンタンクの容量のようなものだ.眠ると疲労物質が分解されてまた考えられるようになる.私の場合は12時間眠らないと疲労物質が完全に分解されない.24時間起きたあと,6時間の睡眠しかとらないと半分の疲労物質は分解されているので,起きた直後は活動できるが,24時間経つ前に活動限界が来て眠くなってしまう.
私が36時間サイクルで活動するときがもっとも効率が良いのは上記で説明できたが,地球の1日は24時間だ.社会の仕組みは24時間サイクルで回っているので都合が悪いことがある.まずは会社や学校.昼のうちに行って,夜は帰ってこなくてはならない.好きな時間に行って帰れれば良いのだがそうもいかない.効率が悪い.地球の自転は徐々に伸びているから待っていれば1日が36時間になるときは来るのだが,それは約20億年後だ.そんなに待てない.
ガソリンタンクの容量が大きいからと言って,いつも満タンにする必要はなく.疲労物質を16時間分だけ溜めて,そこで寝れば8時間の睡眠で足りると思うのだが,それが難しい.16時間起きているだけでは全然眠くならない.ベッドに入っても考え事をしてしまう.ひつじを数えるのは時間の無駄なので今やっている仕事のアイディアを考える.そんなことをしていると朝方やっと眠くなる.やっぱり24時間起きていないとダメだ.困った性質だ.悩んでいる.これが役立つ場面があれば悩む必要はなくなるのだが,どんな場面だろうか.
そう言えば,昔は役に立っていた.私は大学の成績は良かったが勉強は嫌いだった.普段は機械いじりをして遊んでいた.試験の前になると一夜漬けをして良い成績をとっていた.これは生活サイクル36時間の性質が役に立った数少ない例だ.

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