2019年2月20日水曜日

老化のせいなのか、単に愚かなだけか

ガラケーからiPhoneに変えた父親だが、キャリアのマイページを開くと「店頭へお持ちください」と表示されるようになってしまった。すごいな。どうやったらそんな表示を出せるのか。父親から話を聞いても設定が難しすぎるのが悪いと言いはって(ここがとても腹立たしいところだ)要領を得ないのだが、何か変なことをしたに違いない。マイページが動かないので、メールアドレスの設定とかその他もろもろの手続きはできていない。
分からなくなったら、他人やサポートに聞けばよいし、パソコンを使ってウエブ閲覧ができるのだから検索して調べてもよいのに、なぜこんなことになるのだろうか?老人だから仕方がないのだろうか。
いやいや、そんなことはあるまい。私見だが、この原因は「単に愚かだから」のように思える。認知症ならともかく、パソコンを使ってウエブ閲覧やメールの読み書きができる正常な老人なのだ。正常な人が老化するだけでここまで問題解決能力が劣化するとは思えない。きっとプライドだけが高くて他人に頼るのが嫌なだけだろう。しかし、初期設定のどうでもよいことはこれまで私にさんざん聞いていたのに、なぜクリティカルなことに限って自分で解決しようとしたのか。

こんなことならガラケーの「らくらくホン」にしておけばよいものをと思うかもしれないが、「らくらくホン」のボタンが大きいとか受話音量を大きくできるとかの利点は、身体能力が劣化していない父親にはあまり利点ではない。これまで使っていたガラケーで、バスのリアルタイム運行情報を見るような使い方をしていたから、iPhoneを選んだこと自体はそれほど間違いではない。分からないことを正直に打ち明けて人に聞くという謙虚さを持ち合わせていなかったのが間違いのもとだ。
そうなのだが、謙虚じゃなくプライドが高くても(私がそうかもしれない)、検索して人知れずこっそり調べるのはできたのではないかな。検索もしないで、間違いを犯すのはやっぱり愚かなだけだと思う。ああ、これが若者が良く言う「情弱」ということか。

0 件のコメント:

コメントを投稿