2018年12月13日木曜日

ベンジャミン・グレアム賢明なる投資家

Kindleでタダだったので、ベンジャミン・グレアムが書いた「賢明なる投資家」を読んでいる。この本が出版されたのは1970年代前半だ。相場がそのときから何も変わっていないことに驚く。そのことを示す面白い記述があった。
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経験豊かな人材を抱えた投資信託会社でさえ、その大部分が長年にわたって市場平均以下のパフォーマンスしか上げていない。証券会社の出す株式市場予測---彼らのはじき出した数値の信頼性は、単なるコイン投げの確率以下でしかなかったことを示す明白な証拠がある---もまた同様である。
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投資信託にお金を差し出すのは、お金をドブに捨てるようなものだと賢明な人は知っているが、それは50年も前から常識であったとは。今でも投資信託に騙される人が後を絶たないのはどういうことか。法律で投資信託を制限すればいいのに。例えば、こうしたらどうか。元本を割ったら、それを運用していた関係者は全員クビにする。もちろん退職金などなしだ。これならそうそう元本割れなんてことは起こらないだろう。実際、欧米の投資会社ではそういう契約をしている。日本もそうすれば、素人同然のクズがお客さんの資金を運用するなんてことはなくなるだろうに。そうなったとしても、私は投資信託なんて利用しないけど。自分のお金は自分で増やす(守る)。

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