そんなアクティブスピーカーマニアの私だったが、あるとき間違えてパッシブスピーカーを買ってしまった。秋葉原の道端で売っていた。1組500円。新品だ。持ち帰って、PCにつなげようとして電源コードがないのに気付いた。あるのは信号コードだけ。信号コードの先には3極ミニプラグがついていた。スピーカーはバスレフだ。アンプが入ってないので、PCのヘッドホン端子に刺しても蚊の鳴くような小さな音しか出ない。いったい何に使うためにこんなものを作ったのだろう。謎だ。使われないまましまいこまれた。
このパッシブスピーカーは長いこと部品箱に放り込んであったのだが、新しいPC(DELL Optiplex 7040)が入手できたときに、試しにヘッドホン端子に刺して鳴らしてみた。最近のPCのマザボはデジタルアンプでも積んでいるのだろうか。6畳の部屋でBGMとして聴く分には十分な音量がとれた。そして、音量をあげたときに気付いたのだが、音が良い。私の持っているどのアクティブスピーカーより音が良い。一番高いアクティブスピーカーはハーマンカードンので2万5千円したのだが、500円に負けてしまった。すごいな、こんな酔狂なスピーカーを作ったのはどこのメーカーだろうと、今まで見たことのない底の銘板を読んでみて驚いた。銘板にはIBMと書かれていたのだ。レノボじゃないIBM。どこかのOEMだとは思うが、IBM製だったとは。しかも音が良い。これは私の宝物になりそうだ。
今更ながらコメントします。
返信削除私もアプティバのスピーカーいまだに使っております。
このスピーカーはエッジに布が使われていて大変丁寧に作られております。
前面のネットが外れますので見ることができますよ。
中華のデジタルアンプで鳴らしておりますが大変満足しております。
捨てなくてよかったです。(笑)