2012年3月13日火曜日

久しぶりにTDVIAをいじる

TDVIAはRioworksのM/Bだ.2001年発売のデュアルSocket 370 M/Bである.Pentium3-Sを2個載せられる貴重なM/Bなのだが,これは最悪のものだった.発売したときからバグ付き,そのバグもBIOSアップデートで直るようなやわなものではなく,ボードをメーカーに送り返して部品を変えてもらわないと直らない重症だった.やっとバグを直しても今度は動作が安定しない.メモリに対してシビアで相性の悪いメモリだと起動しない.やっとこさ起動してもすぐにフリーズする.当時の掲示板での評価も最低最悪だった.
そんな凶悪M/Bなのだが,Pentium3-S(当然1.4GHz)を2個載せられるM/Bを他に持っていないのでいまだに現役で使っている.しかし,マシンを組んだときから電源を入れても5回に1回くらいしか起動に成功しない問題マシンであった.多分メモリの相性だろうと思っていたが,放っておいた.ところが,今日DDR400のBuffered ECC付き1GBメモリと512MBメモリが偶然2枚ずつ入手できたのである.かつてのRioworksの掲示板ではunbufferedメモリだと安定しない&MAX3スロットまでと書いてあった.今回入手したのはBufferedメモリなので4スロット埋めることができる.インターリーブだって使える.そしてトータル3GBの大容量だ.期待に胸をふくらませてメモリをスロットに刺した.そしてワクワクしながら電源スイッチオン.メモリカウントは...2GBで止まる.BIOSの設定を色々変えてみたが3GBまでカウントしない.しばらくBIOSと格闘したが諦めた.とりあえず2GBでもいいやと思って,そのまま起動させた...が,OSが起動しない.MBRを読む辺りで再起動してしまい,それの繰り返し.なんてこった.さすがはTDVIA,簡単には動いてくれない.そしてBIOSをいじること小一時間.やっと起動するようになった.BIOS設定はインターリーブオフ,メモリタイミングはby spdではダメでマニュアル設定で一番遅く(CL2.5)指定するとやっとOSが起動するようになった.苦労した割には成果がないなと思いつつ,PCケースのカバーを閉じたのだった.ちなみに512MBメモリ2枚は無駄なので抜いてしまった.メモリスロットには1GBメモリ2枚だけが刺さっている.
このマシンは贅沢な仕様でHDDは147GBの10000rpm SCSI HDDを4台搭載している(HDD1台が20万円以上した).adaptecのハードウェアRAIDカードでRAID5を構成している.NICはIntelのPro 1000でギガビットだ.トータルコスト100万円を越えるハイエンドマシンなのだ.でも,今となってはAtomプロセッサとSSDを搭載したノートPCに性能で負けるだろうな.

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