ブラックフライデーという言葉は1960年代のフィラデルフィアの警察官が、買い物客で道路が渋滞して交通整理に駆り出されて大変な状態を愚痴る隠語として始まった。このときはネガティブな意味の言葉だった。
その後、小売店の売り上げが増えて赤字が黒字に変換するタイミングでもあるから、黒字にかけてブラックフライデーと呼ぶようになった。それが今に続いている。
感謝祭の翌日からなぜ買い物客が増えるのかだが、これは年末のため在庫一掃セールをする店が多いとか、クリスマス準備の買い物をする人が多いとかが重なったことによる。他の店がセールをするならうちもという訳でたくさんの店がセールをするようになった。
ついでに感謝祭の重要な意義を知っておきたい。感謝祭はアメリカ大陸にやってきたヨーロッパ人らが厳しい冬を越すときに先住民の施しを受けた事に由来する。彼らは先住民と神に感謝するために宴を催し、それが感謝祭となった。感謝祭の習慣が米国とカナダだけでヨーロッパにないのはそういう理由だ。ところが、その後白人どもは先住民を虐殺するのに忙しくなってしまい、200年ほど感謝祭は行われなかった。先住民を殺し飽きたとき、再び感謝祭が催されたが、もはやその意義を知るものはいなくなってしまい、今ではバーゲンセールの開始日に過ぎなくなってしまった。
0 件のコメント:
コメントを投稿