2025年11月21日金曜日

レオパルド2A8の重量はティーガーIIと同じ

MBTの中でレオパルド2は特に重いことで知られているが、車体設計を新たにした2A8型はついに69.5トンに達し、ティーガーIIと同水準に並んだ。ティーガーIIは初期型砲塔搭載版は68.5トン、主に生産されたヘンシェル型砲塔搭載版は69.8トンだ。

レオパルド2は1500馬力のディーゼルエンジンでそこそこ走る。ティーガーIIは700馬力のガソリンエンジンなので機動力が劣る欠点があった。そもそも重いので道路を痛める、橋を渡ろうとすると橋が壊れるなどの欠点もあった。今の橋も古い時代に造られたものがあるから、気をつけないとレオパルド2が渡ると橋が落ちる。

レオパルド2は装填手が存在していて4人乗りだ。米国、独、英国、仏のMBTは4人乗りだ。3人乗りは日本、韓国、ロシアだ。中国戦車はロシア戦車のコピーなので3人乗りだ。

4人乗りにはメリットがある。120mm砲弾は重いが、装填手が手で装填した方が下手をすれば自動装填装置より早い。4人乗り戦車には自動装填装置がないから、その故障がない。キャタピラプレート交換などの戦車の現地メンテナンスのときは人員が4人いた方が楽だ。前線で歩哨を立てないといけないときも4人いた方が有利だ。などなど。

3人の方がよいのは、砲塔が小さくできて被弾面積を減らせることと、砲塔が小さい分戦車が軽くなることだ。日本の90式や10式が得意とする行進射のときも、3人乗りの自動装填装置付きの方が有利だ。重い120mm砲弾を両手で抱えて、移動する戦車の中で立って装填するのは難しいだろう。

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