従来は、Launchpadを用いてアプリのアイコン一覧を表示し、目的のアイコンをダブルクリックすることでアプリを起動していました。アイコンはフォルダを作ってグループ化することもでき、関連するアプリをまとめて表示することもできました。これにより目的のアプリを見つけやすく、全体像を把握しやすくなっていました。
macOS 26.0では、Launchpadを起動するとSpotlight検索が起動するように変更されました。Spotlight検索窓にアプリ名の一部をキーボードで入力すると、候補アプリが表示され、目的のアプリをダブルクリックすることでアプリを起動します。
この変更に私は困っていますが、Appleはユーザーの利便性向上を目的にこの変更をしたようです。例えば、ユーザースクリプトを用いたアプリの起動が容易になるなど、いくつかの利点があると言われています。
macOS 26.0のようなアプリ起動スタイルは、macOS独自のアイデアではなく、ubuntuの一部のデスクトップ環境では以前から採用されていました。私個人としては、そのubuntuのスタイルも馴染めませんでした。
従来のLaunchpadスタイルは、スマートフォンOSであるiOSと共通しており、スマートフォンユーザーにとって親しみやすいものでした。それをキーボード操作を必須とする独自のPCスタイルに変更したことを疑問視する声もあります。
このスタイルをさらに発展させ、将来的にテキストターミナルからmacOSの多くの機能を利用できるようにするのでしょうか。もしそうであれば急進的で興味深いので、私は新スタイルに慣れるために努力するでしょう。しかしテキストターミナルでPCを使用するのであれば、それはmacintoshの文化ではなくUNIXの文化です。
UNIX環境では、プログラムの起動はプログラム名をキーボードから入力するのが一般的です。近年ではTabキーによる補完機能も利用できますが、補完機能が利用できない場合は、プログラム名を誤りなく入力する必要がありました。macOS 26.0のスタイルは、UNIXに回帰したと言えるかもしれません。macOS自体UNIXベースであるため自然な流れではありますが、現在のユーザーがそれを望んでいるのかは疑問です。
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