10年先、20年先の未来の日本は物価高、株高、円安になる。
将来の物価高は当たり前だと誰でも言うだろう。これに関しての補足説明は不要だ。
株高は物価高から導き出される。国の経済がどんなに低迷していても、物価と株価は連動する性質がある。これは世界の資本主義国全てで共通している。ここ40年間の米国がそうなのは誰でも知っている。トルコはこの20年間はすごいインフレだが物価上昇率と株価上昇率は同じだ。この性質の最も顕著な例は第一次大戦後のドイツだった。戦後賠償金のせいでドイツが1兆倍ものハイパーインフレになったのは有名だ。物価は1兆倍になった。同時にドイツの株価は2兆倍になった。あれだけドイツ国民が困窮していたのに株価は物価に連動して上がったのだ。これらの性質から、どんなに日本経済が低迷しても物価高が続く限り株価は上がるとわかる。たまの株価暴落はあるが、それは一時的なもので物価上昇に合わせて株価は上がり続ける。
円安は社会に出回るお金が増え続けることが理由だ。日本の社会保障費改革は残念ながら永久に起こらない。足りない社会保障費は国債発行(日銀が引き受けた分は貨幣発行に相当する)で賄うことになる。それにより社会に出回るお金が増える。銀行貸し出しによる信用創造でお金が増えたのではなく、貨幣発行でお金が増えたのだから、日本の貨幣価値は低くなる。そのために円安になる。信用裏付けなしの貨幣を発行することは、プリントごっこでお札を印刷していることと同じだ。そんなおもちゃのお札で代金を支払うと言われて納得して受け取る外国人は少ない。
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