2024の合計特殊出生率が1.15に下がった。グラフを見ると低下速度が増しているのが観測できる。先進国はどこも出生率が下がっているのでこれは日本だけのことではない。未来は、若い人が減って年寄りが増えるのは世界共通だ。先進国はどこの国も高齢者対策に悩んでいる。その高齢者対策をいちばんやらなくてはならない日本がいちばん高齢者対策が劣っているのが問題だ。
日本では高齢者に人として生きる意味を考えさせず、何も考えずにただ長生きすればよいと教育で刷り込んできた。これでは若い人や赤ん坊を犠牲にしてまで醜く生きる高齢者が増えるのは当然のことだ。
このままでは若い人ほど疲弊してしまい、心が折れた人から犯罪に走ることになる。日本の治安が将来悪くなることも当然のことだ。心構えや礼節の問題ではない。暮らせなくなると犯罪に走るのは古今東西世界共通だ。
若い人にはできるだけ早く日本を脱出する力をつけることを勧めたい。どこへ脱出すればよいかは本当に人それぞれなので、いろんな国を試してほしい。日本はどんどん住みにくくなるので、将来は日本より住みやすい国が今より増えることになる。相対的に日本よりマシな国を選ぶことは十分可能だと思う。
問題は日本を脱出できる力をつけられない人は国内で疲弊しきってしまうことだ。彼らは今の高齢者の若いときよりよほど苦労しているのに報われない。これを努力不足と切り捨てることは、今の高齢者が如何に能天気な人生を送ったかを知っている私にはとてもできない。
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