2025年2月9日日曜日

EarFun Tune Pro の適応イコライザが思いの他良かった

PC watchを見ていて、横に表示されたAV watchのヘッドフォン紹介記事が目に入った。型番はEarFun Tune Proだ。EarFunという中華メーカーがなかなかよいという噂はかねてより聞いていた。読者クーポンの利用で6691円になるというのに惹かれて5分後にはamazonでポチっていた。次の日届いて音楽を聴いてみたのだが、予想以上に良かった。

ワイヤレス以外にも普通の3.5mmステレオプラグでも繋がる。USB-Cしか出力端子がないスマホでも繋がる。3.5mmプラグのケーブルとUSB-Cのケーブルは付属している。かなり性能の良いノイズキャンセリング機能を持っている。有線接続のときもノイズキャンセリング機能が活かせる(一部の高機能ノイキャンモードは使えなくなる)。

そして私がいちばん気に入ったのが適応イコライザだ。自分の耳の周波数特性に合わせてイコライザを設定できる。10万円以上する高級イヤホンにおいて耳の周波数特性を測定してオーダーメイドのイヤホンを製造販売するサービスは以前からあった。使った人ほぼ全員が褒めていたのだが、イヤホンに10万円も出す気にはさすがになれない。EarFun Tune Proは1万円未満の機種なのにこの機能が使える。私の耳の特性を測定して作成したイコライザが以下だ。適応イコライザは複数保存できて簡単に切り替えられるので、複数人で共用する場合でも使える。

私の場合は63Hz付近が聞こえにくく、4kHz付近は聞こえすぎていた。去年の秋に耳鼻咽喉科で精密な測定を行なったことがあり、このグラフと同じ結果を得ていた。つまり本機のセンサーはかなり正確だということだ。適応イコライザを効かせて音楽を聴くと、今まで聞こえなかった音が聞こえる。4kHz付近が聞こえすぎていたため、その音量でマスクされて聞こえなかった音が聞こえてきたのだろう。6691円でこのような良いものが買えるとはうれしい。これまでの中華製品の経験からは本機は耐久性がないだろうとは思う。しかし本機は2年のメーカー保証が付いている。2年持てば優秀だ。ヘッドフォンの場合、イヤーパッドが消耗品なので定期的に交換することになる。本機は替えのイヤーパッドは発売されないだろうと思うので、イヤーパッドが劣化したら寿命と諦めることになる。


0 件のコメント:

コメントを投稿