近所の図書館のロビーに税の作文展の入賞作品が展示してあったので読んだ。中学生の作文が10編ほど貼り出してあった。論理がきちんとしていて素晴らしい作文ばかりだった。中学生でこのような立派な文章が書けるのは喜ばしい。ところが内容がひどい。
入賞作品は全て「国民はもっと税金を払いましょう」という内容だったのだ。消費税のために日本経済が衰退したとか、税金は無駄遣いが多く有効に使われていないなどを論点とした作文はなかった。おかしい。こうなると作文は本当に中学生が書いたのかという疑念が生じる。国税庁の職員が書いたのではないのか。実際は作文自体は中学生が書いたものだろうが、国税庁の望まない内容の作文は内容が立派でも選からは落とされたのだ。
明治維新以降(もっと前から?)こうやって国民はどんどん馬鹿に洗脳されている。これでは国が衰退するのも頷ける。日本の教育は北朝鮮とほとんど同じで、みんな同じように考えるように教育される。かの国の国民がみんな将軍様万歳と言っているのと同じだ。日本ではみんなと同じように将軍様万歳と言えない国民は疎外されて、疎外された国民はやがて困窮して悪事に手を染める。
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