2024年9月24日火曜日

欧州の異常気象と東南アジアの異常気象

10年前から南欧での異常な熱波がニュースになっていた。レモンの産地のシチリア島ではレモンが実らなくなってしまい、バナナとマンゴーの栽培に切り替えた農家がいた。先日は大嵐ボリスがルーマニアとポーランドを襲った。嵐は西に進み、チェコに被害を及ぼしてイタリアでも洪水を引き起こした。

日本ではニュースが報じられないが、インド、ミャンマー、タイ、ベトナム、中国南部でも頻繁に大雨による洪水が発生している。

ブラジルのアマゾンでは100日以上雨が降らずに山火事が多く発生した。先日やっと114日ぶりに雨が降った。

地球温暖化の脅威だ。地球温暖化が騒がれ始めた1980年代に温暖化を抑える努力を始めていればと悔やまれる。1980年代に地球温暖化の危機に声をあげていた人はいたのだが、大衆は取り合わなかった。私は1993年に好きな車とバイクを全て手放して無駄なガソリン消費を抑えるようにしたが、私ひとりが努力しても誤差でしかない。一人当たりの温暖化ガス排出量が最も多い米国人が行動を変えないとどうにもならない。米国では西部で山火事が増えたとか、南部のハリケーン被害がひどくなったとかくらいで、国全体で見ると地球温暖化の被害はそれほど深刻ではない。米国での被害がひどくなって彼らが本気で温暖化ガスを少なくしようと思うときは、他の国が壊滅的な被害を受けた後だろう。

米国人を悪党のように書いたが、日本人や欧州人が米大陸に住んでいたら米国人と同じように温暖化ガスを出していたのは確実なので、あまり他人のことは悪く言えない。米国人を悪く言えるのは、アマゾンやニューギニアや中央アジアやアフリカに住んでいる人たちだけだ。

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