2024年6月15日土曜日

フェラーリが意外と安いので驚く

イタリアには地方再生なんて言葉はない。地方産業は国際競争力があり、都会にたからずに自立してやっていけている。地方産業の代表として語られるのが、衣服やカバンのブランド品メーカーと車メーカーのフェラーリだ。フェラーリは私も子供の頃から知っているが、その車を買おうと思ったことはなかった。すごく高いと思っていたからだ。たまにニュースでフェラーリの古い車がオークションで1億円の値段がついたとか聞く。そこで新車でも1億円くらいの車なのだろうと思っていた。今となっては1億円の車をキャッシュで買えるようになったが、フェラーリを買いたいという強い意欲は湧いてこない。

フェラーリの現行車の新車価格を調べてみた。カスタマイズすると値段は上がるそうだが、基本モデルだとローマで2800万円、スパイダーで6000万円弱だった。意外と安かったので驚いた。

日産のGTRは基本モデルで1500万円、最高グレードのNISMOモデルで3000万円だからフェラーリの半額だ。しかし安いからGTRを買いますという人はあまりいないだろう。フェラーリを買うかGTRを買うかは、価格で決める問題ではなく趣味の問題だ。

ポルシェの新車価格はこんな感じ。ポルシェは速い割に安い。ケイマンだと1000万円切りのモデルもある。911は1700万円からあっていちばん高いのでも4000万円だ。良心的価格だ。カイエンとかマカンとかどう見ても商用バンだろうというポルシェらしからぬ変な車も載っていたが、商用バンらしく安かった。貧乏人向けのモデル?荷物をたくさん積みたいのだろうか。それなら軽トラの方がカッコよい気がするが。

最近はSUVというカッコ悪い謎車が流行っているとニュースで見た。流行りものに群がるのはファッションもそうだが、本物を知らないカッコ悪い連中だけだ。森林を走るならトレールバイクかせいぜいジムニーだろうに。小さいジムニーでも車体がつかえて走れない道はたくさん見てきた。森の中で道がなくなって灌木が両側にぎっしり生えていてUターンする幅もなくて、トレールバイクにまたがったまま延々バックした経験も20代の頃にある。こんな山道は鉈を持って徒歩で進まなければ踏破できないと知った。

私は運転があまりうまくないので1トン以上の車重の車はうまく操れない。重い車は入力が出力に反映するまでの遅れ時間が大きく、そこを加味して先回りして操作するのが私は苦手だ。小型機は操縦できるがジャンボジェット機はうまくできないみたいな感じだ。だからポルシェ911は憧れだが1.6トンもあるので性能を活かした運転はできないだろうと思う。フェラーリもモデルによるが1.5トンくらいあって私には重すぎる。おまけにポルシェもフェラーリも大パワーだ。300馬力以上のエンジンパワーをコーナー出口で活かし切ることも私は苦手だ(最新のコンピューターアシスト付きだと私でもパワーを使えるのかもしれないが、試したことがないのでわからない)。私が運転できて新車で買いたい車だとケータハム7くらいしか思いつかない。ヨーロッパの小さいメーカーがハンドメイドで1トン以下の車重のスポーツカーを作ることは知っている。全然詳しくないが。ケータハムでなくてそういうのでもいいけど、しょっちゅう壊れそうだ。自分でメンテすることを考えるとシンプルな作りのケータハム7がいい。

ケータハムというかロータス7はいちばん最初はエンジンなしで50万円以下だった。ケータハムになってからもエンジン付きで200〜500万円と安かった。2024年の今では軽自動車規格のモデルが900万円くらいで、普通乗用車規格のモデルが1200万円くらいだ。60年間で10倍以上になった。日本の乗用車の代表のカローラは1966年発売時が49万5千円だ。2024年のカローラは200万円からある。60年間で4倍という計算だ。ケータハムが高いのか、カローラが安すぎるのか。

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