impress社のAKIBA pc hotlineにMSIの深圳工場の取材記事が載った。台湾と中国本土はビジネスで深くつながっているとは聞いていたし、台湾の輸出入の最大相手国が中国だとも知っていたが、中国本土にこれほど立派な工場を建てているとは知らなかった。台湾の人が中国からの独立を維持しつつ、ビジネスでのつながりでは利を得ていることが改めてよくわかった。他国との交渉が下手な日本はぜひみならうべきだ。台湾だけでなくヨーロッパの国際政治も紀元前からの歴史を学んでみならうべきだ。
工場は20万平米あって、中には1000人が住む居住区とお店がある。お店のおしゃれさはgoogle本社みたいだ。居住区が用意されているのは不動産バブルで都市に家を用意できない労働者のためだろう。
マザーボードは月産130万台、ビデオカードは同100万台のキャパシティがあるそうだ。この数字は年産ではなく月産だ。世界のPC製造台数が2023年で2.6億台なので年間に1000万台以上のマザーボードを製造しても余る訳ではない。月産130万台ということは、休みなく製造するとしても約2秒に1台作ることになるからとんでもない製造能力だ。これを可能にしているのがさまざまな自動機器だ。人手で作っていたら何万人もの労働者が必要になり、いくら人口の多い中国でも人手不足になる。中国こそ少子化の波が押し寄せているので、今後はこのような自動化技術がさらに発展するだろう。日本が学ぶ部分も多いはずだ。
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