2024年4月14日日曜日

4967小林製薬の株価が急落前の300円安まで戻る

小林製薬の紅麹騒動が起こったとき、小林製薬の株を買った。過去の異物混入事件から、株価は一時的には下がるものの必ず元の価格に戻ることを知っていたからだ。紅麹は原因ではないだろうと予想していたのも買った理由だ。

騒動前の株価は6000円だったが、騒動の直後に4700円まで下げた。その後数日もみあったときに5024円で買った。今は5697円なのでかなり戻った。私は少し上げたところで株を売ってしまったので、株はもう持っていない。

私が早めに株を売ってしまったのは予想が外れたからだ。株価が戻るだろうという予想は当たったのだが、その理由は原因が判明したからではなかった。私は原因が判明して株価が戻るという予想をしたのであるから、私の予想は外れた。株を買った理由がなくなったら、損切りにせよ利食いにせよ決済しないといけないのは誰にでも当てはまる共通のルールだ。

原因は未だに判明していない。製品を作っていた工場は老朽化のため昨年に閉鎖されてしまっているので、原因究明には時間がかかりそうだ。なので小林製薬にはまだ損害賠償のリスクが残っている。みんな売りたくなるはずだ。それなのになぜ株価が上がったのか。それは需給のせいだろうと考えている。

騒動の前は小林製薬の信用売り残はとても少なかった。信用倍率は正確には覚えていないが50倍とか100倍とかの大きな値だった。騒動直後に売り禁が入ったのだが、数日後に売り禁が解除されたとたんに信用売りが殺到した。信用売り残は積み上がり、毎日の出来高が600万株くらいの銘柄なのに数日で信用売り残が300万株を超えてしまった。これは信用買い残より大きく、今では信用倍率は1倍を切ってしまった。で、何が起こったかと言うと、売り方を焼き殺すために投機筋が買い上げているようだ。売り方が追証を払えなくなって投げるように仕向けているのだ。そうでないと小林製薬を買う理由がない。ここ数年間のチャートを見ると、小林製薬が今後どんどん上げるとは考えにくい。株価が6000円まで戻ればラッキーという程度の銘柄だ。それなのにどんどん上がるのはおかしい。今はまだ5697円で6000円は超えていないが、節目の6000円を超えると売り方があきらめて投げると思うので、そこでさらに急騰するだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿