2024年3月14日木曜日

登大遊氏のけしからん節に納得

登大遊氏が2003年に作ったsoftetherをずっと使わせてもらっている。softetherのサーバーは筑波大学(今もそうなのかな?)の中にあり、サーバー部屋の写真を見たときは私の実験室より散らかっていてびっくりすると同時にあきれたものだ。こんないいかげんな環境でパブリックな通信サーバーが維持できるのか?と危ぶんだが、今日まで約20年間何の問題もなくサービスを提供できている。

いいかげんな環境(登大遊氏はけしからんと言う)でネットワークをいじることの重要性がアイティメデイアの記事になっていた。とてもわかりやすい記事ですいすい読めた。いろんなしがらみなしに興味本位で挑戦することは大切だと本当に思う。

死ぬまで詳細技術は黙っているつもりだが、かつてウォズニアックとジョブズが作ったブルーボックスのようなもの(私が作ったものは回線種別毎に4種ある)を作って、1993年から2022年までタダで常時接続のインターネット接続をしていたことを告白しよう。自宅のwebサーバーもその回線で運用していた。若い頃に通信費を1000万円以上節約できたことで経済的には大いに助かった。このブルーボックスもどきを作ったおかげでネットワークプロトコルに詳しくなった。このような遊びをすることで技術が磨かれていくのだが、今の若い人はこのような遊びを経験することがやりにくくて気の毒だ。今だって誰も損をしないなら悪さをしてもいいじゃないかと思う。私の悪さでは個人は誰も損していない。通信会社にとっては私というお客が一人減ったという機会損失だけだ。

ちなみに登大遊氏は悪さはしていない。いいかげんな廃物利用PCでネットワーク設備を構築しているだけだ。ここは強調しておきたい。

私の悪さがなぜ30年間もバレなかったかと言うと、誰も困らせず誰にも損をさせなかったことと、他人に売って儲けようとしなかったことが理由だ。ジョブズはブルーボックスをたくさん売りさばいたせいで、ギャングに銃で脅されるハメにあっている。誰にも言わずこっそり自分だけで楽しむのがハッカーのたしなみだ。

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