今朝も毎度のとほほな夢を見た。あることに挑戦して失敗し、失敗の後始末をしている夢だ。これまで何百回と見た夢(挑戦した内容は毎回違う)で嫌になる。夢の中で「こんなことになるのなら挑戦するのではなかった」とぼやきながら後始末をしている。
現実でも実は同じで挑戦しては失敗するということを何百回と繰り返している。
何かに挑戦しても99%失敗して後悔するのだから、挑戦するのは合理的ではない。経済的にも割に合わない。この挑戦する性格を直したいと思うのだができない。挑戦しても死ななきゃいいだろと思いがちだが、普通死んでるだろうという失敗がこれまで2回あった。そのとき助かったのは運がよかっただけ。冒険したがるのは私の性格の直すべき点だとずっと思っていたが、最近読んだ本によると、そういう冒険者気質の人間が何人かいないとまずいことがわかった。
99%失敗すると事前にわかっていても挑戦せずにはいられない冒険者のおかげで、いろいろなものが発見されたり発明されたりした。発見されたものの中には害になったものも含まれるからなんでもかんでも発見すればよいのではないが、それでもそれらの発見がなければ人類はここまで進歩しなかった。
冒険者となる気質は遺伝子に含まれていて、それは有り無しではなく、冒険者気質が多い少ないの差で個性として現れる。人間だけでなく野生の獣や虫でもこれは同じだ。冒険者気質が多すぎると事故で死ぬ機会(毒キノコを食べるとか)が増えすぎてその種は滅びてしまう。冒険者気質が少なすぎると新たな知見を得る機会(食べられる新たなキノコを知る)がなくてやはりその種は滅びる。適度な割合で冒険者が存在することが種の存続のために必要だ。
という訳で、直したいと思っていた私の性格は人類を存続させるための人柱になるためだった。これでは仕方ない。運命ということだ。死ぬまで本能のおもむくままに挑戦するしかない。
0 件のコメント:
コメントを投稿