最近のノートPCや単体キーボードのレビューを読むと、US配列であることが欠点とされている。レビューを仕事にする人がそう言っているのだ。自動車評論家がスカイラインGT-Rを欠陥車と評価しているようなものだ。こいつらは専門家ではなくただの素人だと思う。
US配列の利点はプログラムで多用する記号キーの大きさや配置が安定していることだ。日本語配列は一部の記号キーだけ幅が狭かったり、位置が変わっていたりするのが、入力の効率を下げるので嫌われている。
日本語配列を好む連中は日本語だけを入力するから記号キーの大きさや位置はどうでもよいという理屈らしいが、日本語を疲れずに速く入力するなら富士通の親指キーボードが最適だし、ローマ字入力をせずにひらがな入力をするのが本当だ。それらを使わないのにキーボードは日本語配列が良いとかほざいているのは中途半端だ。君らは本当に日本語を入力したいのか?
同じことは米国以外の国の人にも言える。フランス語配列とされるAZERTY配列キーボードを見ると、かなりフランス語にチューンされているようにみえるのだが、フランス人にとってはこれでフランス語を入力するとすごく非効率なのだそうだ。そこでフランス語に特化したBEPO配列が提案されているのだが、使用者は少ない。これは日本で親指キーボードの使用者が少ないのと同じ状況だ。
私や私の同僚と同じ理由でドイツ人もプログラマだとUS配列キーボードを選好する人がいる。ドイツ語配列だと記号の位置が気にいらないのだ。フランス人のプログラマもUS配列キーボードを選好する人がいる。彼らも私と同じことを言うだろう「フランス語を本気で入力したいのならBEPO配列を選ぶべきなのに、AZERTY配列を使うなんて筋が通らない」と。どこの国でもプロフェッショナルの考え方は似ている。
豆知識だが、アルファベット系の文字を使っている国だからキーボードの記号の位置がUS配列と同じとは限らない。ヨーロッパの国で記号がUS配列とほぼ同じ国はイギリスとロシアだけだ。ドイツ、北欧、イタリア、スペインのキーボードの記号の位置はどちらかというと日本語配列に近い。これにはPC普及の時期や固有文化などいくつかの複合的な理由がありそうだ。
ただし、一部のキーの幅を狭くするというバカをやっているのは世界では日本だけだ。アルファベットと文字が全然違うアラビアやアジア各国のキーボードさえもキーの幅は全て同じになっている。キーの幅を狭くするのは日本の文化の悪いところが出ている。機能を全部盛りにした方が良いという日本固有のあれだ。使いにくくても機能は全部ないといけないというおかしな考え方だ。テレビのリモコンのボタンがやたら多いのもそのせいだ。おかげで家電製品はどんどん使いにくくなり、世界から見捨てられた。
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