2023年2月10日金曜日

2023年のリセッションは起きず買い場も来そうにないのでターゲットバイイングでお茶をにごす

相場の暴落を待っているのは2019年からずっとこのブログに書き続けている。2020年3月のコロナショックで期待通り暴落したものの、玄人を気取って2番底を待ったらそれは来ず、結局買い損ねて今日に至る。
2022年には「2023年は米国はリセッション(景気後退)におちいる。その後米国経済は回復する。」との意見が主流だったし、私もそう信じていた。しかし、今では2023年のリセッションはおきないとの意見が主流になりつつある。暴落を期待した私のSPYの指値は2020年から置き続けているが、今年もヒットせずに終わる可能性が高い。
10年待てば一度は暴落が起きるので、資金をこのままキャッシュのまま置いておくのも一つの手だが、それではあまりに機会損失だ。かと言って、今ポジションを大きく取って資金をリスクにさらすのも得策ではない。どうしたら良いものかと考えたが、今年はふたつの戦略で行くことにした。
一つはオプションのターゲットバイイングだ。SPYの指値を置いて3年待って何も得るものがなかったのがこれまでだったが、今年はSPYのプットオプションの売りを持つことにした。権利行使されても(買い指値がヒットしたことと同じ)されなくてもプレミアムを得ることができる。オプションの満期日は3ヵ月先から1年先、権利行使価格は300ドルから360ドルまでばらけて仕掛けた。もともと買っても良いという価格と分量だ。これで今年もSPYが買えなくても、いくばくか(1%)のプレミアムは得られる。
二つめはドルコスト平均法の積み立てだ。毎月定額で買う。買う銘柄は全世界の株を組み合わせたETFと、新興国のETFだ。全世界はどれを買っても手数料や成績に差はないが、バンガード・トータル・ワールド・ストックETFと、投資信託のeMAXIS Slim 全世界株式を買っている。新興国はロシアと中国は避けたいので、NYSE Arcaに上場しているEPI(インド株)を買っている。他にもブラジルとアジアの商品を買いたい。40年間投資をしているが、自分でやる積み立ては初めてだ。
ふたつの戦略とは別にドルも買い増して行きたい。今年のドルの安値は110円を下回らず、時が過ぎるにつれ安値は切りあがって行くと私は予想している。ドルは既に60万ドル強持っているが、安値を拾いながら200万ドルくらいまで積み上げたい。20年後は1ドル=200円になっているので、200万ドルだと4億円相当だ。20年後の日本経済はひどい状態になっていると思うが、4億円あれば心配なく暮らしていけるだろう。別の記事に書いたが、50年後には1ドル=500円になるので、ドルは必要になった分だけ円に両替して使うスタイルが良い。今でも世界のほとんどの国がそうであるように、未来の日本はお店でドルで支払いができるようになっている可能性がある。それだと便利でいい。

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